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中央アジア1ヶ国目!カザフスタン


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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中国から国際列車に乗って到着したカザフスタンのアルマトイ


アルマトイは1998年までカザフスタンの首都でした。

現在の首都は北部にあるアスタナという都市ですが、アルマトイはカザフスタンの最大人口を抱える大都市。
ビジネスや学問の中心地として「南の首都」とも呼ばれているそうです。


いわゆる「○○スタン」という国が集まる中央アジアの中で最も面積が大きい国です。
国土は日本の7.3倍もあるのに、人口は1640万人しかいません。




中国からの列車が到着したのはまだ薄暗い早朝。
外が明るくなるまで駅で待ち、
予約した宿まで約3km、朝から街歩きを兼ねていい運動です。



ある通りで同じような看板を掲げたお店がたくさん並んでいました。

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両替屋さん。

これまで通ってきたロシア、モンゴル、中国の街中ではこのような両替屋を一切見かけなかったので新鮮です。




アルマトイというか、カザフスタン自体に見どころはあまりありません。

一応ガイドブックに載っているような場所はありますが、どうしても他の中央アジアの国々と比較されてしまいます。
自然が見たければキルギスやタジキスタン、
歴史的建造物が見たければウズベキスタン、のように。



カザフスタンに入国するためには以前はビザが必要でしたが、
2014年7月からの1年間は日本を含む数か国の国民はビザなしで行くことができるお試しキャンペーンが実施されています。



そんな見どころが少ないカザフスタンに来た理由は、ビザなしで入れるからというのはもちろんのこと、
これから行くウズベキスタンのビザをここアルマトイで申請するためです。


宿にチェックイン早々、ビザ申請フォームに入力開始。
中国ではインターネットが規制でほとんど使えなかったので、久々のサクサクWi-Fiに感激!


申請書をプリントアウトし、写真を持って
開館時間の15時前にいざウズベキスタン大使館へ!!

え、15時オープンてどういうこと!
もっと仕事して!



googleマップと頼りに大使館に着くと、15時前にもかかわらずすでに人だかりができていました。
パスポートを見せると人だかりの中をするするーっと通してくれて
「一週間後にとりに来てね~」

一瞬で申請が完了しました。



このビザの申請ができたのでカザフスタンでの任務は終了です。



あとはひたすら散歩。

4月は長袖1枚で丁度いいくらいの気温なので、歩いていてとても気持ちがいいです。


アルマトイは緑や花が多いです。

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路上のいたるところに花が植えられています。

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公園もたくさんあります。

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子供が天使。

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電車の中で会ったカザフスタン人は日本人のような顔つきをしていましたが、
カザフスタンは旧ソ連だったこともあり、ロシア人のような金髪の白人もたくさんいます。



正直、特に面白味のない都市だなぁと思っていたアルマトイですが、
唯一、おっ!と思った建物。

ゼンコフ正教教会というロシア正教の教会です。

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ソ連時代は博物館として使用されていましたが、現在は元通り、教会として使われています。

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平日の昼間にもかかわらず広場にはたくさんの人。

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ロシアでもこのキャラクターをよく見かけました。

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わたあめ屋さん。

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そしてカザフスタンに来て何よりも驚いたこと。

○○スタンといえばイスラム教のイメージが強いと思います。

ですが、
ヒジャブを被った女性を全く見かけませんでした。

むしろミニスカのお姉さんを多数見かけ、
公園で若いカップルはいちゃついているし、
御法度とされているお酒もスーパーにたくさん並んでいました。



「中央アジア」と呼ばれるだけに、少しはアジアの要素があると思いきや、
もはやロシア!



中央アジア1ヶ国目カザフスタン。
自分の中で中央アジアは謎に包まれた地域だったこともあり、
怖いイメージもありました。
そんなイメージは数時間で吹き飛び、なんだか拍子抜けしてしましました(´▽`)

今後のスタン国巡りに期待!


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中国〜カザフスタン国際列車で国境越え!


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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中国西の果てウルムチから目指すのは中央アジア、カザフスタン!

中国脱出!
ここから先は未知の世界です。



ウルムチからカザフスタンの首都アルマトイまで行く方法は以下の3つ。

国際列車
国際バス
ローカルバス乗り継ぎ


最も時間がかかって最も値段が高い国際列車で行くことにしました。
これまで国際列車は値段が高いので避けてきましたが、
世界の鉄子を目指すためにはそんなことは言ってられません!




毎週土曜と月曜の深夜にアルマトイ行の列車があります。

土曜の朝、切符を販売している烏魯木斉南駅隣の亜欧賓館に行きました。

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国際列車らしく、窓口には中国語とカザフスタン語(ロシア語?)が書かれています。
ちょっとJRっぽい。

窓口は10時に開く予定なのに、10時10分になってようやくおばちゃんがだるそうにやってきました。


切符は、ガイドブックには919元と書いてありましたが、実際は804元でした。
100元以上も値下げしているなんて驚きです。
予定よりも安いと、得した気分になりますね。

そして出発時刻も土曜の23時58分から日曜の0時02分に変わったみたいです。



中国の鉄道駅では乗る列車ごとに待合室が分かれています。
駅に早く着きすぎて電光掲示板に自分の乗る列車がまだ表示されていなかったので、
謎の待合場所で待たされました。

23時になると周りの人がぞろぞろといなくなり、急に不安になって構内をうろうろしていると
同じアルマトイ行の切符を持った人がぞろぞろ駅に入ってきました。


仕事なのか旅行なのかは分かりませんが、大きな荷物を持った人がたくさん。
そのほとんどが男性でした。



発車20分くらい前に乗車開始です。

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今回乗る列車はお馴染みの開放寝台ではなく、すべて4人1部屋の個室です。


部屋に入るとすでに3人の中国人男性がいました。
開放寝台ならまだしも4人個室に3人の男性と一緒はきつい…
と思っていると
なぜか車掌に呼ばれて別の個室に移るように言われました。


移動した先には誰もいなく、
なんと個室貸切!!


気を遣ってくれたのかな。優しい車掌さんです。


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この個室は中国列車のニ等車に値し、電源もあってとても快適です。



発車してすぐにうとうとしはじめていつのまにか寝ていました。



今夜も星が綺麗です。





国境駅に着いてしまうとトイレに行けなくなるそうなので
6時にアラームをセットして事前にトイレに行くことに成功し、
8時半に国境駅の阿拉山口駅に到着しました。

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しばらく待っていると車内に職員が入ってきて出国の手続きが行われます。

国際バスで国境を超えるときは一度バスを降りて自分でイミグレーションと通らなければいけませんが、
国際列車は向こうから来てくれるので楽です。


ここでは乗客の荷物検査だけではなく、違法なものが隠されていないか、車内のすみずみまで調べられます。
麻薬探知犬も入ってきました。



そしてここの国境は荷物検査がゆるいと聞いていたのにがっつりやられました( ;∀;)



地図帳を没収されてしまいました。


「旅に出たくなる地図」
という眺めているだけでワクワクさせてくれる素晴らしい地図だったのに…
2000円以上もしたのに…


台湾が中国の領土として書かれていないことがダメらしく、
違法な地図なので国外には持ち出してはいけないとのこと。


職員が入ってきた瞬間、まだ荷物を見せてないのに
「地図や本はありますか?」
と聞かれたので、初めからそれが目的だったかのようにも思えます。


中国のページを破ってもだめかと聞いても、
この本自体がイリーガルだから持ち出しは禁止ですの一点張り。


でも、英語の上手なロシア人のような顔立ちの美人職員に
「この本があなたにとってこの先すごく役に立つのは分かります、でもこれはルールなんです、ごめんなさいね。」
と言われたので少し心が救われました。



一度荷物をしまったのに、その後別のグループにもまた同じように見せます。
一回で済ませてほしい!



入国時同様、またパキスタンについてあれこれ聞かれました。


その他にも質問攻め。

なぜ一人で旅行をしているんだ?
友達がいないのか?
台湾は好きか?
インドは好きか?

しまいには早く彼氏を作れよと。
余計なお世話じゃ!


スマホやHDDに謎の機械をつながれて調べられたり、
カメラの写真を全部見られたり、
すべて終わるまで1時間近くかかったような気がします。



11時20分、無事にスタンプを押されたパスポートが返ってきて列車が走り出します。
国境駅には3時間近くも停車していました。

中国とカザフスタンの時差は2時間なので、時計を2時間戻します。



15分ほど走ってカザフスタン側の国境駅に到着です。


ここでも車内に入ってきた職員に荷物を一通り見せましたが、
あっさりと終了。



11時過ぎ、アルマトイに向けて走り出しました。
国境駅からアルマトイまで約500kmなのに到着予定は明日の7時です。


動いたり止まったり、メンテナンスでしばらく停車したり。


最初に停車した駅で3人の女性と女の子が乗ってきました。
みんなカザフスタン人で、英語は通じませんでしたが、
女の子が懐いてくれて嬉しかったです。

もらったチョコレートがとても美味しかったです。
アルマトイに着いたら探してみよっと。




夜発だったので中国側の車窓はあまり見ることができませんでしたが、
カザフスタンに入ってからは、ほずっとと同じ景色が続きます。


一面に黄色い花が咲いていたり、

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大きい湖?があったり。

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夕日を見て、
夜ご飯はお決まりのカップ麺を食べて、就寝。

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翌朝5時、まだ暗い中アルマトイ駅に到着しました。




29時間の国際列車の旅。


国境での待ち時間
トイレの我慢
容赦ない荷物検査


この三重苦に耐えられる方ならば快適な列車旅ができることでしょう(^o^)丿



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Category: 中国

中国西の果ての大都市ウルムチへ


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
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敦煌から烏魯木斉まで15時間で行けるはずが、16時間が経過してもまだまだ到着する気配がありません。


敦煌を出発して早々、倉庫のような場所に1時間近くも停車したり、
(解体した羊の肉をバスに積んでいたみたい)
夜中に3時間くらい停車していたり、
(多分運転手が寝てた)
一体何時間かかるんだ!


トイレ休憩も早朝の1回だけだし、食事休憩もないし、
空腹とトイレをひたすら我慢すること数時間。




烏魯木斉に近づいているはずなのに、
この先に街があるとは思えないような景色が広がります。

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風力発電の発電機がそこらじゅうに立っています。

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このあたりは常に強い風が吹く場所として有名だそうです。
ウルムチで売られていたポストカードにもこの風車の写真が使われているほど。


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山道を抜けると遥か向こうに見えてきたのはたくさんの高い建物。


ウルムチは新疆ウイグル自治区の首府で、中国西部最大の都市です。


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あんな山道の先にこんな大きい街があることに驚きました。



新疆ウイグル自治区といえば、ウイグル族をはじめ、多くの民族が暮らしています。
そしてイスラム教のイメージが強いです。


街を歩いてみると、今までの中国とは人々の顔つきや服装が明らかに違います。

鼻が高くてキリッとした顔の男性、
ヒジャブを頭に巻く女性。

お店の看板のほとんどが、中国語の上にアラビア語が書かれています。


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ウイグル人が多く住む地区には、いくつかのバザールがあります。

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モスクの形をした国際大バザール。

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外観も中もここが中国だとは思えない雰囲気。
中東の国に来たみたい。

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金、宝石、アクセサリー、スカーフ、絨毯、カーテン、スパイス…

かつてのシルクロードの要所らしい品々がたくさんありました。




バザールの周辺にはウイグル料理のお店がたくさん並んでいます。

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ウイグル料理の名物、炒麺(チャオメン)。

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うどんのように太くてモチモチとした麺ピリ辛が最高。
中国で食べた食事の中で一番美味しかったです。
とうがらし多すぎるけど。

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ウルムチでは街中のいたるところに警察や軍人がいます。
銃を持った軍人がずらりと立っている姿は物々しいです


過去に何度か起きているテロのせいで街の警備が厳重になっているのでしょう。



2014年4月に爆発テロがあったウルムチ駅前のガードはかなり厳重でした。


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迷路のように張り巡らされた柵に沿って進まなければならず、
駅は目の前なのに中々入口にたどり着きません。

市民の安全のためには仕方ないことですが、
柵を乗り越えようとした人に怒鳴り散らす警官は怖かったです。



ほとんどの建物の入口で手荷物検査があります。
でも鞄の口をさっと見せて終わりです。
男性は身体を触ってチェックしますが、女性はしません。
女性のテロリストだっているかもしれないのに、
これで意味があるのでしょうか?



BRT(バスみたいな乗り物)に乗るときの警備もかなり厳重です。
飛行機のように液体の持込が禁止されていて、買ったばかりの水を没収されてしまいました。
シャンプーを没収されている人もいました。
見つからなくてよかった。



そんなガチガチな警備に包まれているウルムチですが、
市民憩いの場、人民公園がありました。

公園の入口ではもちろん荷物チェックと身体検査(ゆるい)。

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公園というより遊園地でした。



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そして桜を発見!

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日本のソメイヨシノではないですが、
中国で桜が見れると思っていなかったのでラッキー!

日本ではできなかった、約1ヶ月遅れの花見ができました。




都会のオアシスという感じ。
東京みたいな風景。

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そんな公園のトイレ。
入るのになかなか勇気のいる雰囲気でした。

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中国西の果ての大都市ウルムチ。

テロなどで怖いイメージがありましたが、
ウイグル族はフレンドリーな人が多く、街を歩いていて楽しかったです。
中国にあって中国ではない雰囲気が味わえました!




次回は中国脱出~!!


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Category: 中国

敦煌に何しに来たんだろう…


現在地はモロッコ!

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シルクロードを走る鉄道に乗って敦煌に来ました。

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敦煌駅は2006年に開業した新しい駅。
駅舎が立派です。

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駅を出ると、行こうと思っていたホステルの看板を持った人が立っていました。

送迎車つきなんてラッキー!と思って乗ってみると、
降りるときに5元もとられました。
公共バスで行けば2元くらいだったのに。

送迎バスは中国人の若者でいっぱいでした。
青島から旅行に来たらしい。



★敦煌国際青年旅舎
ドミトリー45元
きれい!
Wi-Fiあり
共有スペースが広い



荷物をおいてすぐに翌日の烏魯木斉(ウルムチ)行のバスのチケットを買いに行きました。
敦煌から烏魯木斉は鉄道も走っているけれど、
敦煌市街地から120kmも離れた柳園駅まで行かなければいけないのでバスの方が楽なのです。


窓口のおばちゃんがニコニコしていて優しそうだったので、
はじめてメモを使わないで中国語でチケット購入に挑戦してみました。


「ミンテン、ダオ、ウルムチ!」(明日、ウルムチまで)


「メイヨー」(ありません)


通じたのは嬉しかったけど、
明日のチケットはなく、今日か明後日ならあるとのこと。



明後日の夜まで敦煌にいるのは長すぎるので、
今日の夜行バスで烏魯木斉行き決行!


となれば
少しでも宿代の元をとるために長めにシャワーを浴び、
寝ない分無駄にベッドの上に物を広げました。


そして急いで敦煌をお散歩!



敦煌では、夜市(ナイトバザール)が有名です。

IMG_3930.jpg

夜になると通りは人々で溢れ、毎日が縁日のようになるそうです。

西安で食べ歩きの楽しさが忘れられず、
敦煌夜市を楽しみにしていましたが、バスは今夜19時発。


さらば夜市。



昼間に歩いてみてももちろんお店はやっているわけもなく、
人もほとんどもいません。

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がらんとした食堂街の片隅でひっそりと開いている店に入ってみました。


敦煌では絶対食べると決めていた、甘粛省の名物、砂鍋(シャーグオ)。
野菜、豆腐、肉の入った鍋です。
肉は鳥や牛など複数から選べました。

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事前情報では春雨が入っているはずだったけど、
ゴムのような謎の麺が入っていました。

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敦煌は西安と違ってこじんまりとした街。

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敦煌といえば、
莫高窟という世界遺産が超有名な観光スポットです。

文化遺産の登録基準6つをすべて満たす、世界遺産中の世界遺産だそうです。

ですが時間のなさと入場料の高さに今回はパス。
歴史マニアにはたまらない場所なんだろうなぁ。




敦煌には他にも観光スポットはたくさんありますが、
鳴砂山・月牙泉という場所に行ってみることにしました。
せっかく来たので1つくらいは何か見ておかないと。



鳴砂山はその名の通り砂の山、
月牙泉はその砂の山間に佇んでいる泉です。

「ラクダをひいて砂漠を歩く商隊」という
シルクロードのイメージに最も近い景色を見ることができるそうです。



中心部からバスで30分。
バスを降りて入口まで向かう途中、
綺麗な花が咲いていました。

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花が咲いているだけでウキウキしてちゃう(^o^)丿

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バスを降りた瞬間からその存在に気付いていましたが、
近づくにつれてどんどん大きさを増してきます。



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砂漠!!


写真だとうっすら見えていますが、
実際には風が吹いていて砂が舞って全く綺麗に砂漠が見えません。
これに入場料100元払うのももったいないなー…笑


とりあえずチケット売り場のある建物に入り、
Wi-Fiがとんでいたので調べものをしていたら
あっという間に時間が過ぎてしまって砂漠に行く時間がなくなってしまいました!チャンチャン



宿に戻り、荷物をまとめてバスターミナルへ向かったのでした。



敦煌には何をしに来たのでしょうか。





中国語オモシロ看板シリーズ①


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うーん、分かりやすい!

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Category: 中国

鉄子、シルクロードをゆく


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一般的にシルクロードとは、アジアとヨーロッパを結ぶ交易路と言われています。

シルクロードの起点となる西安からヨーロッパに至るには、いくつかのルートがあります。


すべてのルートに共通しているのが西安~敦煌までの河西回廊というルート。


鉄道の線路が全く同じ道を通っているとは限りませんが、
今回はシルクロードのはじめ中のはじめ、河西回廊を乗り鉄します!

西安から敦煌に向かう人は大体鉄道移動になるので、
珍しい路線でもなんでもないんですけどね。。



約1400kmを24時間かけて走ります。

24時間は直角の座席(硬座)には耐えられないので、今回は寝台車に乗ります。
寝台車にもいくつか種類がありますが、一番安い硬臥というクラス。
硬い座席ではなく、硬いベッドという意味です。


切符は353元(約6707円)もしました。
円安の影響もあるけれど、高いです。
中国は食費と宿代は安いけど交通費がやっぱり高い!




宿を出てバスで駅に向かいます。

朝ごはんと昼ごはんを兼ねて駅前の食堂で刀削麺を食べました。

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中国に入ってからほぼ麺しか食べていませんが、
でもどこで食べてもはずれなく美味しい!



中国では、切符とパスポートを提示しないと駅の中に入ることができません。
そして入口では空港のように荷物と身体チェックが行われます。
かなり厳重な警備です。


駅に入り電光掲示板で自分の乗る列車を確認し、表示されている待合所に行きます。
列車ごとに待合所が分かれています。



発車時刻の15分くらい前になると改札が始まります。



改札が開いた途端、どーっと改札口に群がる人々。
ざ・中国!

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待っている間に隣の席で話しをていたおじさんも私を置いて先に行ってしまいました。



今日もこの色の車体。

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お顔を見に行こうとしたら、職員に人に止められて行けませんでした。
ここが一番大事なのに!




乗車口では、切符と引き換えにベッド番号の書かれたカードを受け取ります。

乗車中は車掌が切符を預り、
降りる駅が近づくと車掌がやってきて再びカードと交換するという仕組みのようです。
乗り過ごす心配がないので安心!



硬臥クラスは3段ベッドが向かい合っています。

IMG_3856.jpg


毎度のことですが、寝台車に乗るとき(切符を買うとき)
のベッド選びはとても重要です。


ロシア、モンゴルではずっと下段を選んでいましたが、
今回は3段ベッドのうち一番上を選びました。


なぜならば、
下段選んでしまったら
昼の間に周辺の人に座られる率が高そうだから。
そして占領された場合、中国人のパワーに負けそうだから。


だったらずっと上のベッドの上でゴロゴロ快適に過ごしてやる!
値段も一番安いし、一石二鳥!


のはずが、

いざ乗ってみると…



一番上のベッドの高さが高すぎて、上り下りするだけで一苦労。

背伸びをしても荷物さえ置けないくらいの高さです。
起き上がると頭がぶつかるくらい、天井までの距離もほとんどありません。



これじゃあ車窓も楽しめません。

今回はハズレくじを引いてしまったようです(;_;)
せっかくのシルクロードが…




ロシア、モンゴル、中国と寝台車に乗ってきましたが、車内の内装や設備はどの国もほぼ同じです。

違うところといえば、中国の鉄道のトイレはインド並みに臭く、汚いということ笑
そしてロシアとモンゴルは洋式だったのに中国は和式です。




発車すると同時に、近くのおばちゃん軍団がきゅうりを食べ出はじめました。
国によって車内で食べるものが違うのが面白いです。


中国人が持ち込む食事は基本カップ麺です。
ある特定メーカーの同じサイズのやつ。
日本でいう、でかまるくらいの大きさです。

終点まで乗っても24時間なのに、3つも4つも持ち込んでいる人が結構いましたが、3食すべてこれなのでしょうか。


駅で大量に売られていたので私も1つ買ってみました。

2015-04-15

美味しいけどスープの山椒が強烈でした。
3食これは無理です。




車内販売が頻繁にあります。 

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お菓子や飲み物の他に、果物やお弁当(おかずと白米)、
よく分からない雑貨を売りに来ることもあります。 

インドの鉄道ではこれを一般人が勝手に乗ってきて売り歩きますが、
中国では鉄道会社の職員が売りに来るところが違います。





通路に椅子がついているので、そこに座って少しは車窓を見ることができました。


発車後何時間かはしばらく市街地を走っていましたが、次第に田園風景が広がってきました。




田んぼなのか畑なのか分かりませが、農作業をしている人の姿も見られます。




土とレンガでできた家。
中国映画に出てきそう。




シルクロードといえば砂漠をイメージしますが、乾いた土の山が続いています。
乾いているけど緑は多く、遠くには白やピンクの桜のような花が見えます。







朝起きるとそこは砂漠でした。

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そして人がかなり減っています。
終点の敦煌まで行く人は少ないようです。


敦煌までひたすら続く砂漠。
シルクロードを進んでいるということを少しだけ体感できた気がします。

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