現在地はモロッコ!
2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ
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さむい。
寒さで目が覚めました。
薪が燃え尽きてストーブの火が消えています。
時計を見るとまだ5時。
もう一眠りしようと思っても寒すぎて眠れません。
寝袋の中で凍えていると、ドライバーのチュカが火をつけてくれました。
ゲルの中が温まったところで朝ごはんを食べ、
アドベンチャー2日目のスタートです!
昨日は暗くて分かりませんでしたが、ゲルの目の前はこんな景色でした。
今日も雪山が綺麗です。

ゲルのオーナー家族がラクダを数匹所有しているようなので、
見せてもらいに行きました。
あらかわいい。

でも体のバランスおかしくない?
ずいぶん立派な太ももだこと。
こういう顔の人いるよね。


どこのラクダも口の動かし方は一緒でした。

もっとラクダを見ていたかったけど、
ラクダに興味がなさそうなフィリップを乗せた車が近づいてきたので
急かされるように車に乗りました。
今日も一段とぼこぼこした道を進んでいきます。

今日は150kmほど先のバヤンリンという街までフィリップを送り届けます。
フィリップはその街からヒッチハイクor徒歩でロシアとの国境を目指すと言っていますが、
この人地図もないのに大丈夫???
何やらゴビ砂漠には子供のころからの憧れがあるらしく、
夢が1つ叶ったと嬉しそうに話していました。
場所によって地面の砂や土の種類や、山の色が全く違います。

途中で道を聞くために羊飼い?の家族の家に停まりました。

たまにこのように途中で道を尋ねるのですが、
標識も目印もなにもない場所で、どのように道を教えているのでしょうか。
こっちの人は距離を測る能力がすごいとか?
チュカが道を聞いている間、羊?ヤギ?さんの撮影タイム!
あらかわいい。

こっちもかわいい。
子ヤギが子犬に見えてきます。

再出発後、しばらく走っているとボンっという音がしました。
何かにぶつかったわけではなさそうでしたが、
念のため車を降りて確認するチュカ。
何事もなかったようで、戻ってきてエンジンをかけようとしますが、
なんとエンジンがかかりません!
何度やってもダメなので、
ボンネットを開けて、何やら修理をはじめました。

まさにフィリップの大好きな
"in the middle of no way"で。

車がほとんど通らないような砂漠のど真ん中で車が故障なんて、
下手したら遭難です。
でも不思議と不安ではありませんでした。
1人じゃないし、数日分の食べ物はあるし…
もちろんフィリップも余裕の面持のようで、
すぐそばで立ちションをはじめました。
チュカが格闘すること小1時間…
エンジンが息を吹き返しました。
\(^o^)/
再び走り出した車は
地面がひび割れているほどの乾いた大地を走ったり、

砂地になったり。

朝、出発してから約5時間、
地平線しか見えていなかった先に、黒いかたまりが見えてきました。
近づくにつれてそのかたまりは大きくなり、街が姿を現しました。

目的地のバヤンリンに到着ー!

砂漠のオアシスのようなこの街には新しく近代的な建物があったり、
若者はバイクに乗り、スマホを使っていました。
ウランバートルの若者と変わりません。
そしてフィリップは本当にここから歩いていきました。
電線に沿って歩けば次の街があるそうです。

(数日後、フィリップとは連絡がとれたので無事生還したみたいです。よかった。)
来た道を引き返し、今日泊まる予定のバヤンザグを目指します。
再び前方に黒か茶色っぽいかたまりが見えてきました。

????

ラクダの大群!!!
気持ち悪いくらいたくさんいる…
またここでチュカが道を尋ねるそうなので、
撮影ターイム♪


サファリパークに来た気分です。
今、来るときに5時間かかった道を引き返し、さらに先にある街まで行こうとしています。

だんだん日が傾いてきて、迫る日没と暗闇。


日が長いとは言え、21時にはほぼ真っ暗になりました。
しかし目的地にはまだ着きません。
フィリップがいなくなったこともあり、急に不安になってきました。
目的地まであと10kmのところにある街で休憩し、
再び走り出した時にはもう完全に真っ暗。
怖いくらいの暗闇です。
明るいのはヘッドライトで照らされているわずか数mのみ。
その先は闇というか黒!ただの黒!
その黒をめがけて車は進んで行きます。
真っ直ぐ走っているのかも分からなくなります。
こんな黒い中でも道がしっかり分かっているチュカ、本当にすごい。
あと10kmと言っていたけど、どのくらい走っただろう。
星がとても綺麗。
遠くに明かりが見えてきました。
22時、やっとバヤンザグに到着。
街だと思っていたバヤンザグは街ではなく、ゲルの宿泊施設があるだけの場所でした。
ツーリスト向けのゲルは満員だったので、
オーナー一家のゲルに泊まらせてもらうことになりました。
数えきれないほどの星の下で眠ります。

今日はほぼ車に乗っているだけでしたが、
全く飽きない景色に、まだまだワクワクさせてもらっています。
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