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世界のシベリア鉄道に乗る。後篇


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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前回に引き続き、シベリア鉄道~後篇~



念願だったシベリア鉄道に乗り込み、
座席を行ったり来たりして写真を撮っている間に列車は走り出しました。


向かい合わせの2段ベッドのうち、上の2人は親子か親戚かの2人組の男性。
お向かいさんはおじさんでもなく青年でもないくらいの年齢の男性。


どれほどのロシア人が英語が話せるのか分からないので
いきなり英語で話しかけるも失礼かなと思ったり、
だからと言ってロシア語分からないし…

ガイドブックに載っている旅のロシア語を使おうかとも思ったけど…
発音やアクセントが分からないから通じなかったら恥ずかしいし

なんて色々考えているうちにめんどくさくなってきて、
話しかけるのはやめました。笑



そんなわけで話し相手がいないので暇です。

他の車両の散策をしてみました!



食堂車発見。

IMG_2236.jpg

英語メニューはありませんでした。



1等車両には絨毯がひかれていました。

IMG_2240.jpg

掃除中のおばちゃんに個室の中の写真を撮っていいかって聞いたら、

「ニェット!(ノー!)」

と即答されたので撮れず…




外は物凄く寒いですが、
車内の暖房はガンガンに効いていて暑いくらいです。
ロシア人の若者たちはタンクトップにハーパン姿です。
上裸の少年もいます。


色白イケメン上裸のロシア男子を可愛いと思ってしまった私はもうおばさんですかね。




ウラジオストクを出たときは半分ほどしか埋まっていなかった席も、
はじめの方に停車した数駅でほぼ満席になりました。


ある駅で中国人が大量に乗ってきました。

それからというもの、静かだった車内には中国語が飛び交い、
もーうるさいうるさい!!!



ここ数日、英語はろくに話してないし
ロシア語はさっぱりだし
外部の環境から完全に孤立していました。


しかし、なんだろうこの中国語の安心感!!


会話の内容はほとんど理解できませんが、
聞いたことのある単語や中国語の独特な感じがなんか懐かしくて嬉しい。

大学時代、中国語が第二外国語でした。
先生が超スパルタだったので、中国語は今でも結構覚えてる方だと思います。



そして私は彼らから中国人だと思われ、
彼らの近くを通るたびに中国語で話しかけられます。


中国語で返答してしまうものなら彼らも容赦なく中国語でばーっと話しかけてきます。


「中国人と日本人の先祖は同じだ。
だから僕らは顔が似ているんだ!」


「山口百恵というバレーボール選手を知っているか?」


「日本にもリンゴはあるか?」


等々…
え?そうだっけ?という
よく分からない質問もあったけど久しぶりに人と会話ができて楽しかったです!




そしてもう一つ、彼らの近くを通るたびに感じるもの。


…足の臭い。


前に中国で寝台バスに乗ったときにも思いましたが、
なぜ中国人はこんなに足が臭いの!!!!





さて、気になるのが車窓です。
果たして世界のシベリア鉄道はどんなところを走っているのか!


IMG_2246.jpg


IMG_2222.jpg

1日目はほぼずーっとこのような
雪、土、木、山、、、が続きます。

車窓があまり変わらないのも、シベリアの広い大地ならではです。




2日目の朝には景色に少し変化がありました。
山が見渡せる開けた場所に出たり、

IMG_2257.jpg

途中には川が流れていたり。

IMG_2223.jpg

あ、これ川です。
こんなに全てが凍っている川は初めて見ました。

IMG_2274.jpg

これは青くてきれい!

IMG_2266.jpg



西に進んでいるので少しづつ日が長くなります。
ウラジオストクと目的地イルクーツクの時差は2時間。


1日目より2日目、2日目より3日目、太陽が沈む時間が遅くなっていきました。

IMG_2315.jpg




二日目の朝、
突然やってきたガタイのいいロシア人がロシア後で何か言ってきました。
彼がジェスチャーを交えて言うには、席を交換してほしい、というかしろ、とのこと。
断る隙もなく、向かいの彼と一緒に2つ先のコンパートメントまで移動されられましま。


初めは何だよめんどくさいなぁと思いましたが、
この移動のおかげでこのあとの列車旅がますます楽しくなったのです!



移動した先の上のベッドにいた二人がとてもフレンドリーで、
宿の従業員以外のロシア人と初めて交流できました!


彼らも英語は話せませんでしたが、
わずかに知っている単語やGoogle翻訳でなんとかお互い伝えたいことは伝えられます。




言葉は通じなくても交流できる



よくあるやつですが、
こういうの求めてた!


お向かいの彼とは昨日から一言も話していませんでしたが、
これをきっかけに彼とも少し交流できました。
といっても物の貸し借りをしたくらいだけど。



いつの間にか周辺の席の人とも一言二言交わすようになり、
みんなで旅行しているような気分になっていきました。




途中の大きい駅では15分〜30分くらい停車します。

停車駅に着くと、みんな一斉に降りて外の空気を吸いに行きます。




駅のホームには売店があり、食べ物を買うこともできます。






初日は暇で孤独で中国人の足が臭くて、
こんなのあと丸2日以上も耐えられない!早くイルクーツクに着いてくれ!
とばかり思っていました。


2日目以降はその暇さが楽しいというか、ぼーっとしたり本を読んだり寝たり音楽聞いたり…
というのんびりした時間がいつまでも続いてほしいと思うようになってきました。


そして周りの人との交流が言うまでもなく楽しかったです!!




3日目の夕方、シベリア鉄道から見る最後の夕日を見たときは寂しい気持ちがこみ上げてきました。


4日目の朝を迎えるのが嫌でした。
もっと乗っていたい。



迎えてしまった4日目の朝。
イルクーツクには朝6時過ぎの到着だったので5時半頃に車掌さんが起こしにきてくれます。


川の向こうにはイルクーツクの街の明かり。

IMG_2327.jpg


あぁー、これで終わりかぁ。


私がイルクーツクで降りると、早朝にもかかわらず周りの席だった人達がお見送りにきてくれました。
(単に降りたかっただけかもしれないけど)



車窓を楽しむのには適していないかもしれませんが、
のんびり鉄道旅をしたい人にはぜひおすすめなシベリア鉄道でした。
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Category: ロシア

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