fc2ブログ

世界の屋根から見えたもの


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


**********************************************************************************************************
タジキスタン最終回。


ワハーン回廊からホーローグへ戻り、
タジキスタンのハイライトの残りの一つ
パミール高原
を通過してキルギスのオシュまで戻る日がやってきました。



パミール高原とはタジキスタン、アフガニスタン、中国にまたがる、平均標高が約5000mの高原地帯のこと。
その高原を貫くパミールハイウェイという道を車や自転車で通過するのがこのあたりの旅の楽しみ方です。


”パミール”とはペルシャ語で”世界の屋根”を意味し、
どの道も車窓が素晴らしいという絶景区間だそうです。




この日の行先はムルガーブ。
ムルガーブで1泊し、翌朝にキルギスのオシュへ向かいます。


乗合タクシーに乗って行きます。
これも人数が集まり次第出発するというシステム。


お昼前に乗合タクシー乗り場に着くと、雲行きが怪しくなってきました。
朝は快晴だったのに。
そう、この日の天気予報は夕方から下り坂なのです(;・∀・)


天気予報では翌日もそのまた翌日も雨と雷マーク。


もちろん絶景は天気のいい日に見たいです。
また数日天気待ちをするか、このまま出発するか。


タクシー乗り場での数分の葛藤の結果…
この日の出発を諦め、
宿でのんびり自炊でもしようとバザールで食材を買い込みました。





が、宿へ戻ろうとすると、再び顔を見せ始めた太陽(゚∀゚)!



ワハーン回廊ですでに予定日数をオーバーしているし、
これ以上タジキスタン滞在が長くなるとこの先の予定にも支障をきたす。
できれば急ぎたい…




えぇーい!行ってしまえ!
顔を出した太陽を信じ、買い込んだ食材たちと一緒に車に乗り込みました。

運よく、私たちを乗せたらすぐに出発するという車を見つけることができました。、
しかも助手席をゲット!


さぁさぁ早く出発しましょう運転手さん!


IMG_5853.jpg

IMG_5865.jpg

ワハーン回廊を通っていたときは、手が届きそうなくらい近い距離に山がそびえ、
山に沿って流れる川が何kmも続いていました。

パミール高原はこれまでの景色とは異なり、
いくつもの高い山々に囲まれた広大な高原というイメージ。

IMG_5866.jpg

道沿いには、日本の援助によって建てられた建物や設備があるのか、
"JICA"と書かれた看板を何度か見かけました。

IMG_5870.jpg


道すがらに見えてくるのは、
電話をしながら歩いている人、
道路で絨毯を洗濯している人、
工事現場に積まれた砂の山に寝そべっている人。
ここにも当たり前に人が住んでいて、彼らの日常があります。

IMG_5871.jpg


緑の木々がなくなり、窓から入ってくる風が冷たくなってきました。

IMG_5908.jpg


ここから先は山を越えるから道が悪くなるよ、と言う運転手。

IMG_5944.jpg


これまで、遠く目線の上に見えていた山がすぐ近くに見えてきました。
山と同じ高さにいるような感覚。

IMG_5951.jpg


ガタガタと道なき道を進むこと数分、
峠を越えたのか、目の前がパッと開けました。

ここでGPSを確認すると、標高4260m。
富士山の頂上よりも高い場所をドライブしています。


IMG_5985.jpg


天国と表現するのは大袈裟だけどまさに天空の世界。

雲と同じ高さに自分がいるような感覚で、
雲が太陽の光に反射して薄く明るい光に包まれ、
その眩しさが余計に天空の世界にいるような感覚にさせてくれます。


IMG_5990.jpg


中国から来ているトラック。
彼らにとってはこの道を通るのは日常のこと。


IMG_5964.jpg


車が通ると一斉に走り出すヤギさんたち。
こんな標高で走ったら息切れがひどいだろうに…


IMG_6005.jpg


ここに大量のヤギさんがいるということは、
こんな場所まで放牧をさせに来る人もいるとういうこと。
ここにも彼らの生活がある。

IMG_6064_20150823185606397.jpg


数人のチャリダーさんともすれ違いました。
いつかこの道を自転車で走ってみたい!!

IMG_6006.jpg

IMG_6010.jpg



遠くに湖が見えてくると、車を止めてくれました。

IMG_6029.jpg



6時間を超えるドライブでしたが、
全く飽きることなく、ずっと車窓を眺めていました。


日が完全に沈んだ頃、ムルガーブに到着。
幸いにも天気は私たちに見方してくれ、夜には宿の屋上から最高の星空も見ることができました。

IMG_6087.jpg




この記事は3ヶ月以上前の出来事で、その後現在までに10ヶ国以上訪れていますが、
それでもタジキスタンが一番好きだと言えるほど充実していた日々でした。

タジキスタン!
絶景好きにはオススメです!!
スポンサーサイト





**********************************************************************************************************
最後までお読みいただきありがとうございます✩
世界一周ブログランキングに参加しています!
猫の画像をクリックしていただくとこのブログにポイントが入ります!
読んだよ!のしるしに一日一回、ポチっとクリックお願いします。
よろしくにゃん。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

コメント

No title

はじめまして。いつもすばらしい写真と記事を楽しみにしています。さて私は日本の企業である仕事をしています。しかしこの仕事に喜びを見出せません。もちろん誰かがやらなくてはいけない仕事ですから、それは仕方ありません。たいていの仕事はそうでしょう。ただ、なぜ入社以来ずっと同じ部署なのか。ほかに向いている仕事があるかもしれません。ほかの部署ならもっと能力を発揮できる人は会社にたくさんいるはずです。何のためにいろいろな部署がある大企業で働いているのか。ジョブローテーションもできないのに偉そうな人事にもうんざりです。まあ能力と仕事のミスマッチという意味では、人事も人事に向いてない人がやってるのかもしれませんね。長文失礼しました。

2015/08/26 (Wed) 16:28 | 通りすがりの武者小路実篤 #PgXQQ0.I | URL | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する