現在地はモロッコ!
2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ
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中国西の果てウルムチから目指すのは中央アジア、カザフスタン!
中国脱出!
ここから先は未知の世界です。
ウルムチからカザフスタンの首都アルマトイまで行く方法は以下の3つ。
国際列車
国際バス
ローカルバス乗り継ぎ
最も時間がかかって最も値段が高い国際列車で行くことにしました。
これまで国際列車は値段が高いので避けてきましたが、
世界の鉄子を目指すためにはそんなことは言ってられません!
毎週土曜と月曜の深夜にアルマトイ行の列車があります。
土曜の朝、切符を販売している烏魯木斉南駅隣の亜欧賓館に行きました。

国際列車らしく、窓口には中国語とカザフスタン語(ロシア語?)が書かれています。
ちょっとJRっぽい。
窓口は10時に開く予定なのに、10時10分になってようやくおばちゃんがだるそうにやってきました。
切符は、ガイドブックには919元と書いてありましたが、実際は804元でした。
100元以上も値下げしているなんて驚きです。
予定よりも安いと、得した気分になりますね。
そして出発時刻も土曜の23時58分から日曜の0時02分に変わったみたいです。
中国の鉄道駅では乗る列車ごとに待合室が分かれています。
駅に早く着きすぎて電光掲示板に自分の乗る列車がまだ表示されていなかったので、
謎の待合場所で待たされました。
23時になると周りの人がぞろぞろといなくなり、急に不安になって構内をうろうろしていると
同じアルマトイ行の切符を持った人がぞろぞろ駅に入ってきました。
仕事なのか旅行なのかは分かりませんが、大きな荷物を持った人がたくさん。
そのほとんどが男性でした。
発車20分くらい前に乗車開始です。

今回乗る列車はお馴染みの開放寝台ではなく、すべて4人1部屋の個室です。
部屋に入るとすでに3人の中国人男性がいました。
開放寝台ならまだしも4人個室に3人の男性と一緒はきつい…
と思っていると
なぜか車掌に呼ばれて別の個室に移るように言われました。
移動した先には誰もいなく、
なんと個室貸切!!
気を遣ってくれたのかな。優しい車掌さんです。

この個室は中国列車のニ等車に値し、電源もあってとても快適です。
発車してすぐにうとうとしはじめていつのまにか寝ていました。
今夜も星が綺麗です。
国境駅に着いてしまうとトイレに行けなくなるそうなので
6時にアラームをセットして事前にトイレに行くことに成功し、
8時半に国境駅の阿拉山口駅に到着しました。



しばらく待っていると車内に職員が入ってきて出国の手続きが行われます。
国際バスで国境を超えるときは一度バスを降りて自分でイミグレーションと通らなければいけませんが、
国際列車は向こうから来てくれるので楽です。
ここでは乗客の荷物検査だけではなく、違法なものが隠されていないか、車内のすみずみまで調べられます。
麻薬探知犬も入ってきました。
そしてここの国境は荷物検査がゆるいと聞いていたのにがっつりやられました( ;∀;)
地図帳を没収されてしまいました。
「旅に出たくなる地図」
という眺めているだけでワクワクさせてくれる素晴らしい地図だったのに…
2000円以上もしたのに…
台湾が中国の領土として書かれていないことがダメらしく、
違法な地図なので国外には持ち出してはいけないとのこと。
職員が入ってきた瞬間、まだ荷物を見せてないのに
「地図や本はありますか?」
と聞かれたので、初めからそれが目的だったかのようにも思えます。
中国のページを破ってもだめかと聞いても、
この本自体がイリーガルだから持ち出しは禁止ですの一点張り。
でも、英語の上手なロシア人のような顔立ちの美人職員に
「この本があなたにとってこの先すごく役に立つのは分かります、でもこれはルールなんです、ごめんなさいね。」
と言われたので少し心が救われました。
一度荷物をしまったのに、その後別のグループにもまた同じように見せます。
一回で済ませてほしい!
入国時同様、またパキスタンについてあれこれ聞かれました。
その他にも質問攻め。
なぜ一人で旅行をしているんだ?
友達がいないのか?
台湾は好きか?
インドは好きか?
しまいには早く彼氏を作れよと。
余計なお世話じゃ!
スマホやHDDに謎の機械をつながれて調べられたり、
カメラの写真を全部見られたり、
すべて終わるまで1時間近くかかったような気がします。
11時20分、無事にスタンプを押されたパスポートが返ってきて列車が走り出します。
国境駅には3時間近くも停車していました。
中国とカザフスタンの時差は2時間なので、時計を2時間戻します。
15分ほど走ってカザフスタン側の国境駅に到着です。
ここでも車内に入ってきた職員に荷物を一通り見せましたが、
あっさりと終了。
11時過ぎ、アルマトイに向けて走り出しました。
国境駅からアルマトイまで約500kmなのに到着予定は明日の7時です。
動いたり止まったり、メンテナンスでしばらく停車したり。
最初に停車した駅で3人の女性と女の子が乗ってきました。
みんなカザフスタン人で、英語は通じませんでしたが、
女の子が懐いてくれて嬉しかったです。
もらったチョコレートがとても美味しかったです。
アルマトイに着いたら探してみよっと。
夜発だったので中国側の車窓はあまり見ることができませんでしたが、
カザフスタンに入ってからは、ほずっとと同じ景色が続きます。
一面に黄色い花が咲いていたり、

大きい湖?があったり。

夕日を見て、
夜ご飯はお決まりのカップ麺を食べて、就寝。

翌朝5時、まだ暗い中アルマトイ駅に到着しました。
29時間の国際列車の旅。
国境での待ち時間
トイレの我慢
容赦ない荷物検査
この三重苦に耐えられる方ならば快適な列車旅ができることでしょう(^o^)丿
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