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風の街に吹く風は、そよ風か?強風か?


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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1ヶ月半で中央アジア5ヶ国を駆け抜け、
地理的にはアジアでもなくヨーロッパでもない、”コーカサス”と呼ばれる地に上陸しました。



コーカサスはカスピ海と黒海に挟まれ、北にはロシア、南には中東の国々がありますが、日本人にとっては馴染みが薄い地域だと思います。

特に北コーカサスと呼ばれる北部では、ロシアとの間で領土問題を抱え、現在でも緊張した状態が続いています。
チェチェン共和国とか、昔ニュースでよく耳にしたのはこのあたりのことだったんですね~。




さて、記念すべきコーカサス第1ヶ国目はアゼルバイジャン!


前回の記事で、トルクメニスタンから船でカスピ海を渡りアゼルバイジャンの首都に到着しました。



時刻は午前5時。

港を一歩出ると、まだ薄暗い街。
安宿がある旧市街までは約2kmあります。


ここはバックパッカーらしく、ひたすら歩きます。


海沿いの道が公園になっていていい感じです♪


今は早朝なので、まだ人っ子一人いませんが、
夕方には家族連れやカップルで賑わうんだろうな~
この道をランニングしたら気持ちいいだろうな~
と色々な想像をしながら、ひたすら歩きます。



迷いながらもお目当ての安宿、Caspian Hostelに到着しました。


安宿が少ないと言われているバクーの中では安い方なのかな?
ドミトリーで16マナト(約1900円)です。


え?1900円!?
ドミトリーで1900円って…



そうなんです、アゼルバイジャンは物価が高く、
それほど見どころがない、
それなのにビザの取得がなかなか面倒。
ということで、旅人から敬遠されがちな国なのです。



その物価高にも理由があって…
カスピ海からとれる石油のおかげで、オイルマネーががっぽがっぽ!
現在急速に経済発展中で物価も上昇中なんだそうです。



そんな第二のドバイとの呼び声が高いバクー。
今までいた中央アジアとは全く異なる街並みです。

IMG_7332.jpg


地理的にはアジアとヨーロッパの間ですが、これはもうヨーロッパと言っていいんではないでしょうか?
(まだヨーロッパ行ったことないけど)

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アジアの道端では演奏会が開かれることはありますか?

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もーお洒落!!



何ヶ月ぶりかに目にしたマクドナルドに感動したり、

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セキュリティの厳重さにびっくりしたり。

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旅に出るまで名前しか聞いたことなかったアゼルバイジャン。
こんな国があったなんて…


一見、街の近代的な部分が注目されがちですが、
バクーの旧市街が世界遺産に登録されています。

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旧市街の写真ほとんど撮ってなかった…。


第二のドバイを象徴するかのような近代的な建物がどーんと、
旧市街の古い建物の奥にそびえています。

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夕方、早朝は誰もいなかった海沿いの公園に行ってみると、やはり多くの人で賑わっていました。

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IMG_7397.jpg


あれ?サザエさん?

IMG_7396.jpg




そして今回のタイトルについて。
”バクー”とは、ペルシャ語で”風の街”という意味だそうです。



街並みが一望できる高台に行ってみると
飛ばされてしまうほどの
強風!!



風の街って聞くと、
”そよ風が吹くお洒落な街”を想像しませんか???
ですがそんな想像とはかけ離れた
強風!!



強風と戦いながら、その高台から見えるのは、
バクーの名物とも言える夜景です。

バクーに到着する前の船の上からもキラキラ輝く夜景が見えていました。


IMG_7418.jpg


バクーのシンボル、ツインタワーならぬトリプルタワーに映し出される絵がまたすごい。

アゼルバイジャンの国旗

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IMG_7436.jpg

国旗を振る人

IMG_7443.jpg



ちなみにバクーは、この翌翌週から開かれた、2015年ヨーロッパ競技大会の開催地になっていたようです。
そこはヨーロッパの仲間なんですね。



一足先にヨーロッパ気分を味わったバクーですが、1日で出ることにしました。


そして急遽、飛行機で向かうことになったのは、ヨーロッパとはまたかけ離れたあの国!



バクー空港も綺麗だったな~

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カスピ海を渡るのにかかる時間は?


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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夜行列車で迎えた朝、
砂漠の中を走る先に街と海が見えてきました。

IMG_7242.jpg

その海こそが、ヨーグルトで一世を風靡した"カスピ海"です。


このカスピ海を船で渡ってアゼルバイジャンに行くのですが、
この船、出航する曜日も時間も決まっていない
”不定期船”なんです。


最近は毎日出ているという噂を耳にしましたが、
港に着いてから数時間で乗れたという人もいれば、丸1日以上港で待ったという人もいます。


つまりすべては運次第!! 



ともかく、事の真相を確かめるべく、
夜行列車がトルクメンバシに到着してすぐにタクシーで港に向かいました。


トルクメニスタンでは一般人がタクシーになることがあり、
道で手をあげれば、大抵の車が止まってくれます。
駅前にたむろしているぼったくりタクシーよりもずっと良心的な値段で目的地まで行ってくれます。



港に到着後、急いでチケット売り場に向かいました。


幸いにも、この日はバクーに行く船が出るとのこと。
でも出航時間が分かりません。。。


貨物船と客船の併用なので、貨物の積み込みが終了次第出航するとのこと。
チケットの販売は夕方から開始するそうです。

それまではベンチに座ってその時が来るのをひたすら待ちます。
私が着くよりも前から待っている人もたくさんいました。
ターミナル内では無言の戦いが繰り広げられています。



港に着いたのが午前9時。
チケットの発券が始まったのが午後9時。


無事にチケット購入後、出国手続きのゲートが開くまでに再び2時間以上待ち、
トルクメニスタン人に割り込まれ、出国スタンプをもらったのは結局一番最後でした。
この時ばかりは押しの弱い日本人に生まれたことを恨みます…


ここですでに日付が変わり、船に乗り込んだのが午前1時。



噂では、ぼろい貨物船に併設された客室に乗せられると聞いていましたが、
なんと、、、


乗ったのははピッカピカの船!

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新品のにおいがプンプンします。



新しすぎて、殺風景の船内はまるで病院みたい。

IMG_7250.jpg

食堂もありましたが、使用感が全くありません。

IMG_7251.jpg


こちらは1人50ドルの座席ですが、
見ての通り、座っている人が1人もいませんでした。

IMG_7305.jpg


みんなこれからのさらなる長期戦に備えて個室に泊まるのでしょう。
個室は1人80ドルでした。

部屋もピカピカでトイレとシャワー、タオルもついており、
安いゲストハウスやホステルより、ビジネスホテル並みの綺麗さです。


出航したのが午前2時過ぎ。

トルクメンバシからアゼルバイジャンのバクーへは直線距離で300kmも離れていません。
乗組員に聞いたところ、10時間で到着すると言われました。




揺れのせいもあり、あまり眠れずに朝を迎えました。


朝から船の中を散歩したり、デッキに出てみたり。

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そろそろ着くかな~とそわそわしてみたり。


船についていた旗がアゼルバイジャンの国旗に変わっていました。
アゼルバイジャンの領海に入ったのでしょうか。

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時刻はすでに夕方。
着くと言われた10時間をとっくに過ぎています。



再びデッキに出てみると、遠くにバクーの夜景が見えてきました。

IMG_7294.jpg


中央アジアでは見ることのなかった、海の向こうのまばゆい光。

IMG_7297.jpg

オイルマネーで潤い、リトルドバイとの呼び声の高い都市、バクー。
別世界がすぐそこに待っているようでワクワクします。


バクーはすぐそこなのに、なかなか港に到着しません。

今日も海の上で寝るのかな~と、現地人が冗談交じりで言っていたので、
部屋に戻って寝ることにしましたが、数時間後、ドアをノックする音で目が覚めました。
どうやら着いたみたいです。


時刻は午前2時。


え…こんな時間に着かなくても…




下船後、入国手続きも例によってトルクメニスタン人に割り込まれ、
入国スタンプをもらったのはまた一番最後。

どんだけ押し弱いんだよ!笑



トルクメンバシの港に到着してから、アゼルバイジャン入国するまでに
約44時間かかりました(;・∀・)
距離は300kmもないのに!!

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