現在地はモロッコ!
2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ
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ボンっと身体が跳ね上がり、目が覚めると一面の雪景色が広がっていました。

タジキスタンのムルガーブからキルギスのオシュへ向かうパミールハイウェイは、
前日に通ったホーローグ~ムルガーブと同様に絶景が見れると有名なのですが…
5月に吹雪と降り積もる雪を見るとは思いませんでした。
国境の標高は約4200m。
ドアを開けると吹き込んでくる冷たい風。
トイレに行こうと車を降りると、雪に足が埋まるほど雪が積もっていました。
10日ぶりに戻ってきたキルギス・オシュのオシュゲストハウス。
翌朝、ここで1人の女性と出会いました。
ロシア人のゲイト。
彼女はロシアからカザフスタン、キルギスとマイカーで旅をしているパワフルなお姉さんです。
キルギスから先はウズベキスタンに入り、途中アフガニスタンにも行きたいと言うツワモノ。
前職はニュークリアエンジニアだという彼女。
難しい話題なので詳しい話はしませんでしたが、
スキューバダイビングのインストラクターもしていたり、
バスの運転免許を持っていたりと経歴が謎に包まれています。
そのパワフルさから、だいぶ年上なのかと思いきや1つだけ年上でした。
そんな彼女からのお誘いで、
ガソリン代を半分負担すれば
途中の街にも寄りながら首都のタシケントまで乗せていってくれるそう。
なんだか楽しそうなので便乗することにしました!
マイカーで旅をしている人に一度はついて行ってみたかった!
話はすぐ決まり、荷物をまとめて早速ゲイトの車に乗り込みました。
今回越えるのは、悪名高きウズベキスタン国境です。
荷物チェックがとても厳しく、
持っているお金の金額や電子機器をすべて申告しなければいけません。
申告用紙に通貨ごとの金額と、電子機器の値段を記入するのですが、
実際と異なると罰金をとられるという噂…
そしてそのチェックがとても厳しいという噂…
そして、車で入国となると話はまた別。
ゲイト曰く、車の隅々まで見られるのでチェックに何時間もかかるそうです。
そんな不安要素を抱えながら、到着したウズベキスタンの国境。
時間は12:30です。
お昼休みなのか、ゲートが閉まったまま、
多くの人がゲートの前で待っています。
仕事しろーーーー!
15:30になってようやくゲートが開きました。
この時点ですでに3時間も待っています。
車の申告をしているゲイトを残し、私は一足先にイミグレーションへ進みます。
少額のコインが残っているロシアや中国のお金はバックパックの奥底に隠し、
ドル、円、事前に両替しておいたウズベキスタンスムの金額と
電化製品を購入した際の金額を記入しました。
ビクビクしながら申告用紙とパスポートを提出します。
ドキドキ…
あれ?
パソコンとスマホを少し見られただけでチェックは終了です。
厳しいチェックを覚悟していたのでこれには拍子抜けしていましました( ゚Д゚)
かたや地元の人は荷物をすべて開けられ、
別室で服を脱がされ、
靴の中身まですべてチェックされていました。
どうやらここの国境は外国人には甘いようです。
ゲイトのもとへ戻ると必要書類を持って行ったり来たりと忙しそうです。
マイカーで旅をするのは楽しそうだけど、大変なことも多そうだなー…。
しばらく待った後、
車の底が見えるような専用の台の上に車を移動し、いよいよ車のチェックがはじまりました!
チェックをする職員ははじめは4人でしたが、
ギャラリーが増えはじめ最終的には8人がかり。
トランクや収納スペースからすべての荷物をとりだし、
本当に車の隅々までチェックしています。
と思いきや、
ゲイトのパソコンの映像を見出したり、車の中にあった本を読み出したり…
これ絶対関係ない。
煙草を吸いだす職員もいます。
無駄が多い…
催涙スプレーを間違って自分にかけてしまった医師の職員にはこっそり笑ってしまいました。
ていうかゲイト、何でそんなもの持ってるの!笑
時間は17:30。
国境に到着してから5時間が経過しました。
最後に車のレントゲンを撮って終了です。
見たこともない巨大な機械が車を通過していきます。
こんな機械を買うお金があたらもっと国民に還元したらどうだろう。
と、ゲイトと話しながら国境を後にしました。
職員はたくさんいるのになかなかスムーズに進まない国境。
無駄が多い国境。
クレイジーな国境だわ!というゲイト。
まさにその通り。

ようやく入国したウズベキスタン。
この日は国境近くの街、アンディジャン(Andijan)に泊まります。
ウズベキスタンでは、宿泊する宿ごとに滞在登録というものをしなければなりません。
その際に発行される証明書の滞在日数分すべてを出国時に提出します。
地方ではその証明書を発行してくれる宿が限られているらしいのですが、
ゲイトがロシア語が話せるおかげで、簡単に見つけることができました。
廊下を歩くとミシミシと音がするなんともレトロなホテル。

1本約240円の激安ワインと、
量り売りで1ℓ約100円のビールで乾杯しました。

キルギスも安かったけど、ウズベキスタンのお酒はもっと安い!
1人だったらもっと楽に国境を越えられたけど、
1人だったら絶対に体験できなかったこと!
車旅に誘ってくれたゲイトに感謝です。
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