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タジキスタンが一気に好きになった日


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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パミール高原とワハーン回廊への拠点となる街、ホーローグ。


ホーローグではバックパッカーに人気の宿、パミールロッジに泊まりました。
(1泊10ドル、Wi-Fiあり)


深夜に到着したため、そのまますぐに寝てしまいましたが
翌朝起きて外へ出てみると広くて素敵な庭が広がり、宿のすぐ裏には山がそびえています。

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あぁ、ここ好き。
何日でもいれそう。
宿が気に入ると、無条件で街自体もお気に入りになリます。


広ーい水道と広ーい物干しスペースがあり、
天気が良かったので鞄から靴まで、今までの旅の汚れを落としました。




そしてこの子のおかげでもっとこの宿が好きになりました。


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にゃんこ。

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食べ物を出すたびに近づいてくるにゃんこ。
にゃーにゃーとおねだりしてきて可愛すぎるぅぅ!

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食べ物をしまってもひざの上にちょこんと座ったまま、動こうとしません。
ロックオンされちゃいました(*´з`)

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この日は日曜日。
事前に調べた情報によると、ここホーローグでは日曜日はほぼすべてのお店が閉まり、
食べ物を探すのに苦労するらしいです。


お腹が空いたので、ドゥシャンベから一緒の日本人のお2人とご飯屋さんを探しに行きました。

メインの通りに出てみるとレストランの看板発見!


一応やっているようでしたが、メニューはマンティの一択。

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マンティは中央アジアの定番料理で、羊肉を皮で包んで蒸したもの。
中身は肉オンリーなので(たまに玉ねぎ入り)、肉肉しくてかなり油っこいです。



途中、ウォッカ持参で入ってきた近所のおっちゃんが一人で酒盛りをはじめ、
お誘いを受けたので私たちも一杯ずついただきました。

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ウォッカの一気飲みはきついです。
冬だったら体が温まるからよさそうだけど。

二杯目を断る私たちをよそに、どんどん飲み続けるおっちゃん。
お体に気を付けてね。



ホーローグはバザールと公園があるくらいの小さい街。

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山と緑に囲まれてとても落ち着く街です。

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青空が美しい。

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数キロ先はアフガニスタンとは思えないほど、平和な街。



タジキスタンに入ったときから感じていましたが、
タジキスタンの人はフレンドリーな人が多いです。

街を歩いていると、向こうからハローと話しかけてきてくれます。

ホーローグでも何度も声をかけられました。
そして写真を撮られるのも好き。

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こういう街は歩いていてとても楽しい♪



宿に帰る途中、お花をぶら下げた可愛い女の子と出会いました。

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女の子と遊んでいたらお父さんが家にくるように言ってくれたので、お邪魔することに。


家にはすてきな庭があり、お母さんがお茶と軽食を出してくれました。

お父さんは英語はほとんど話せませんでしたが、
ワハーン回廊の地図を見ながらオススメの場所を教えてくれました。
女の子も真剣に考えてくれているようです。笑

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そしてホーローグに戻ってきたら絶対にうちに寄れ!と、電話番号を書いた紙を託されました。



海外では他人を疑う気持ちを忘れないようにしていますが、
本当にいい人に出会うと、少しでも疑ってしまったことが本当に申し訳なく思います。

いい人か、そうでない人か、完全に分かるのはその人と別れた後になってしまうのが残念です。



それにしてもこの子、本当に可愛かったなぁ(*´з`)

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夜は素晴らしくきれいな星たち。

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宿の裏の丘に登ってぼーっと星を眺めます。



可愛い猫と素敵な家族と綺麗な星空。
ホーローグ、いや、タジキスタンが一気に好きになりました。


後ろ髪を引かれながらワハーン回廊を目指します。



翌朝のにゃんこ。

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絶景ドライブ。川の向こうに見えるのは…


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
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ドゥシャンベから、パミール高原とワハーン回廊への拠点となるホーローグへ向かいます。

ぱ

ドゥシャンベ~ホーローグ間の道はとんでもない悪路らしく、
ガイドブックには所要時間14時間から20時間と書かれています。
google先生は7時間と計算していますが、実際はそんなに甘くはないみたいです。


ただし、これはただの悪路ではなく絶景を見ることができるそうなので長時間でも頑張れそうです!



朝8時、日本人3人でホーローグ行のシェアタクシー乗り場へ向かいました。


タクシーと言っても、車は我らがTOYOTAの4WD!
モンゴルのゴビ砂漠を疾走したときと同じように、山道を走るためしっかりとした車が必須です。

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このシェアタクシーは7人乗りで、車が満席になるまで発車しません。


乗り場には、あと3人や2人で発車できるような車が何台もあります。


本当はいけないのだろうけど、お客さんも早く出発したいので
他の車の残りの客数を確認して一度決めた車から別の車に移動したりもします。


私たちの車は初めは5人集まっていたのに、2人組が別の車に移動してしまい、振り出しに戻ってしましました。
その後の運転手の必死の客引きの甲斐があってか、1時間半ほどで満席になりました。


何時間も待たされることもあるそうなので、1時間半待ちは良い方だったのかな。




幸いにもこの日は晴天!
悪路なうえに天気が悪くて景色が見えなかったら最悪です。


ドゥシャンベを出発し、山道を登ること1時間半、湖が姿を現しました。

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窓のスモークのせいか、山の緑色がより鮮やかに、湖の青色がより青く見えます。
後部座席のため窓を開けることができないのが残念。

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こんなに高い場所から見下ろす湖はなかなか見たことがありません。
車を降りてしばらく眺めていたいという願いは運転手に届くわけもなく、一瞬で通過ー(´Д`)

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タジキスタンに入ってすぐに見た車窓は、砂漠や岩山などの乾いた印象でしたが、
今日見えているのはキルギスに負けないくらいの緑。

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空が近い。

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ドゥシャンベを出発して5時間ほど経つと、川が見えてきました。

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ついに見えてきました。

川の対岸は
アフガニスタン

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橋が架かっているということは、ここから対岸に渡ることができます。
両岸にそれぞれの国旗がはためいています。

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実際はただの山なのだけれど、あの山の向こうにはアフガニスタンの街があり、人が住んでいます。


山の斜面にへばりつくように細ーい道があり、バイクに乗る人の姿が見えます。

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アフガニスタン人。
海外でもほとんど会うことがないので、有名人のように感じてしまいます。


アフガニスタン牛。

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集落も見えます。

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レンガを積んだ四角い小屋。
人が住んでいるのか分かりませんが遠くから見た感じだとガランとしていました。

テントを張っている場所もありました。




すぐ近くに見えるのに、川を一本へだてて数メートル先は別の国。
歩いて渡れそうなくらい川幅が狭い所もあります。


これまでも川が国境線となっている国はいくつか見てきましたが、今回はそれらとは少し違う印象でした。



アフガニスタンってどんな国なんだろう。
危険な状態にあっても、そこに住む人がいて、彼らの生活がある。

テロ、タリバン…マイナスイメージばかりで、
行ってはいけない国、行くことはできない国という印象が強いせいか、
こんなにも近くまできてアフガニスタンについてほとんど何も知らなかった。

危険だから行くことはできない。
それと同時に、知ることからも遠ざかっていたのかも。
かつては多くの旅行者が訪れていたように、
マイナスばかりではないはずで、
いいところもたくさんあると思う。

アフガニスタンについて知りたくなった。
いつか平和が訪れて、行くことができるようになったときのために…。




ドアを開けたまま入ればアフガニスタンを眺めながら用が足せるトイレ。

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日が暮れてからも車は走り続け、他のお客さんがどんどん下りていって、
一番最後にホーローグの宿に到着したころには夜中の1時をまわっていました。
運転手さんおつかれさま。


16時間の絶景ドライブ。
この道だったらもう1回くらい乗ってもいいと思えるくらいの景色でした(^^)/


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ドゥシャンベ街歩きと宿情報


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
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まずは情報から。

快適な安宿がないと言われていたタジキスタンの首都ドゥシャンベに救世主が登場しました。

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★Green house hostel
15ドルor100ソモニ/泊
男女別ドミトリー
Wi-Fiあり

ほぼ新築の大豪邸でトイレやシャワーはピカピカ!
新しいにおいがプンプンします!

オーナーさんや従業員は英語が話せる◎
フレンドリーで優しい◎


値段は決して安宿と言える値段ではありませんが
これまでドゥシャンベの定番バックパッカー宿は18ドル、
そのうえ評判があまりよくありませんでした。

これはまさに救世主でしょう!!


広ーいリビングがあり、

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キッチンも広くてピカピカ!

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もう少し安かったらもっとゆっくりしたいくらい居心地抜群の宿でした。
場所等はHostelworldやBooking.comで確認できます。


ここで2人の日本人とも会いました。
このうちの1人の女性と一緒にパミールに行くことになりました。
オシュから一緒にきたYさんも含めて3人。
人数が多い方が楽しいし、車をシェアしやすいし、一石二鳥です。



ドゥシャンベに到着した翌日は街歩き~。

ドゥシャンベは同じ首都でもキルギスのビシュケクよりも小さく、ごみごみした感じがありません。
そして金曜日だからか?街に人があまりいませんでした。

モスクの前を通りかかったとき、ドゥシャンベ中の男全員かと思うくらい大量の男性がモスクから出てきました。
ちょうど金曜礼拝が終わった後だったみたいです。


それから、女性の服装がよりムスリムらしい格好になったと感じました。
キルギスよりも宗教色が強いのかな?
それでもカラフルで派手な色の服の女性が多かったです。




天気が良かったので植物園に行きました。

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昔は花なんて全く興味なかったのに、
ここ数年は花とか綺麗なものが見たくなります(´Д`)

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ヘイ!俺たちドゥシャンベーズ!

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この中に英語が分かる子がいました。
タクシーのドライバー然り、タジキスタンはキルギスに比べて英語が分かる人が多い気がします。


時期的に花がもっとたくさん植えられているのを想像しましたが、
地元の人がピクニックに来る公園のようなイメージ。



植物園よりも、公園や広場に咲いている花の方が綺麗でした。笑

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ところどころに手入れをする人がいて、せっせと水やりや花の植え替えをしていました。

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ドゥシャンベの街並みはソ連時代に造られた近代都市です。
まさにミニロシア。

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タジキスタンは、ソ連時代はロシアからの移民が多かったようですが、
ソ連崩壊後はそれまでの政策で優遇されていた人たちと反政府の人たちとの間で内戦が起こり、
1997年に停戦を迎えるまで、5万人以上もの死者が出たそうです。

つい最近まで争いが行われていたとは思えないほど、街は平和でした。


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ソ連の建物はよく分からない形をしているイメージです。
たぶんこれは図書館。

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中央アジアで一番大きいらしいのですが、閉まっていて入ることはできませんでした。



あらゆる建物に大統領の写真が掲げられています。

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ここにもどこかでみたことあるMのマークが…

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街中で売られていた謎の植物の正体は
「チクリ」。

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前日、ホジャンドからドゥシャンベに向かうタクシーの中で、
路上販売されているチクリをドライブスルーで購入した運転手からもらいました。

サトウキビのように茎をかじると甘酸っぱい汁が出てきます。
ビタミンCたっぷりで身体にいいんだとか。
酸っぱくて美味しいけど繊維が歯につまるんだよね。笑




ソ連時代の面影が残る、きれいに整備された首都ドゥシャンベを後しに、
次回はいよいよパミールへ!!


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キルギス~タジキスタン国境越え情報


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
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タジキスタン。

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中央アジア5ヶ国の中で国土が最も小さい国。


中央アジアを通って東から西へ向かう旅人も、その逆のルートをとる旅人も、
タジキスタンを通らなくても中央アジアを通過できてしまうほか、
旅行情報が少ないことから、
ルートからはずしてしまいがちな国がタジキスタンです。


私も初めは行かないつもりでしたが、
以前出会ったチャリダー(自転車で世界を旅行している人)さんが
タジキスタンのパミールの景色を絶賛していたのを思い出しました。


せっかく中央アジアにいるんだし、
ここまで来て行かなかったらもう二度と行かないだろう、ということで
タジキスタン行き決定!!


ビザはビシュケクにあるタジキスタン大使館で即日発行!(75USドル…)
8労働日待てば50ドルでもらえます。



タジキスタンに行く人の多くは、

パミール高原
…ペルシャ語で”世界の屋根”を意味するパミールは、
タジキスタン、アフガニスタン、中国をまたがる平均標高が5000メートルの高原。
その高原をキルギスからタジキスタンにかけて貫通しているパミールハイウェイから見える景色が絶景だそうです。


ワハーン回廊
…タジキスタンとアフガニスタンの国境沿い数百kmにわたる回廊地帯。
アクセスの難しさと治安の不安定さから”最後の秘境”とも呼ばれているとか。
※回廊地帯…両側に他国の領土がある細長い土地のこと


この二大絶景といわれる地を目指します!



秘境と呼ばれるだけ、交通機関があまり発達していないそうです。
宿代も他の中央アジアと比べると少し高いそうです。


そしてアフガニスタンと国境を接しているため、
外務省の渡航情報では危険情報が出ています。
こればかりは個人の判断で、ということで。




まずパミール高原を目指すには、キルギスのオシュから南下するのが最短のルートですが、
車をチャーターしなければならないので高ーい交通費を払わなければいけません。
(公共交通機関もありますが人が集まるまで何日か待たなければいけないらしい…)
(ヒッチハイクをするにも車がほぼ通らないらしい…)


いつ出るか分からない車を待つのも嫌だし、
少しでも費用を浮かせるために別ルートを考えた結果、

オシュ~バトケン~国境~イスファラ~ホジャンド~ドゥシャンベ~ホーローグ

という遠回りルートでタジキスタンの首都のドゥシャンベを経由し、
ドゥシャンベからパミール高原の拠点となるホーローグへ向かうことにしました。


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これから行く誰かの役に立つかもしれないので、旅情報ブログっぽく書いてみます。

①オシュ~バトケン(キルギス側国境の街)
マルシュルートカで約4時間半、300ソム
オシュのツーリストインフォメーションがある通り(クルマンジャン・ダトカ通り)にある
バトケン行マルシュルートカ発着所から発車。
7時発と言われていたけど実際は7時25分発でした。


ちなみにこのルートでは途中、キルギス領の中にあるウズベキスタンの飛び地を通過します。
飛び地の入口でパスポートをチェックされた場合、
ビザを持っていないと通過できない可能性があります。
(この時私のウズベキスタンビザはまだ有効期間外。)


事前に運転手に確認すると
ノープロブレム!ノープロブレム!の一点張り。
その言葉を信じて車に乗りました。


飛び地の入口には簡単なゲートがあったものの車が止められることなく、
飛び地内を数百メートル走っただけでキルギス領に戻りました。
と、同乗した日本人から聞きました。

そう、私はこのドキドキの瞬間、見事に爆睡していたのでした(;・∀・)


今回はパスポートのチェックはなく、運転手も問題ないと言っていましたが、
今後このルートを通る場合、
万が一のためにウズベキスタンのダブルエントリービザを持っていた方が安心かもしれません。



そんなドキドキから解放されると窓の外には雪山とお花畑。

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この光景はよくキルギスのポストカードの写真で使われているやつです。



②バトケン~国境~イスファラ(タジキスタン側国境の街)
シェアタクシーで約1時間、1台450ソム。
3人で乗ったので1人150ソムでした。

バトケンからのマルシュルートカが到着するターミナルにいるのは
正規のイスファラ行きのタクシーではないので、かなりふっかけた値段を言ってきます。
正規の場所はターミナルから少し離れているので、
そのへんにいる地元の人に
イスファラ!タクシー!マシーナ(ロシア語で車)!
と言って場所を教えてもらいましょう。笑



15分ほどで国境に到着。

中央アジアの国境では荷物チェックが厳重なイメージでしたが、
ここの国境ではキルギス側でもタジキスタン側でも一切荷物を見られることはありませんでした。



タジキスタンに入り、時間を1時間戻します。
日本との時差は-4時間です。



タジキスタンに入った瞬間、人々の顔付が変わりました。
鼻が高くてりりしい。イケメン率UP~(^o^)丿



③イスファラ~ホジャンド
イスファラのバスターミナルからマルシュルートカで約2時間、10ソモニ(100キルギスソムでも払えました)


キルギスで車窓に見えたのは青々とした山と色とりどりの花。
タジキスタンでは車窓も一気に変わりました。

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湖と線路が見えます。

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まさに湖岸鉄道。
湖のすれすれを走るんだろうなぁ。乗りたいなぁ。。



④ホジャンド~ドゥシャンベ
シェアタクシーで約6時間、一人100ソモニ

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距離的にはそんなに離れていないはずなのに、
山を何度も登ったり下りたりしたため6時間もかかりました。
窓を開けていると冷たい風が入ってくるので、かなり高いところまで来ていることが分かります。



オシュの宿を出たのが朝の6時半。
ドゥシャンベに到着したのが21時半。
休憩なしで15時間の移動。


情報があまりない国境超えでしたが、簡単にドゥシャンベまで来ることができました。
車の乗り換えがとっても面倒ですが、少しでも交通費を抑えたい人にはオススメかもしれません。


ドゥシャンベの素敵な宿で疲れを癒しました。
宿情報は次回に載せます!



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キルギスよくばりプラン


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
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ビシュケクでのビザ申請待ちの間、南旅館で出会った旅人とともにショートトリップに行ってきました。



トレッキングをして、山頂にある温泉に入って、湖を見て帰ってくるという
3泊4日のよくばりプランです。


キルギス、カザフスタン、中国の国境沿いにそびえ立つ天山山脈にはトレッキングコースがたくさんあります。


その中でも外国人観光客に人気で、初心者でも比較的簡単に登れる
アルティン・アラシャンという山に行くことにしました。


これまでトレッキングをする機会があまりなく、5時間の登山はほぼ初めてですが、
登山経験が豊富なお二人と行くので安心です。

これを機に山ガールを目指そうかと目論んでいます。




ビシュケクからアルティンアラシャンへの玄関口のカラコルという街へは、
マルシュルートカで6時間。

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走るにつれてとどんどん近づいてくる山々。

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イシククル湖が見えてきました。

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「中央アジアの真珠」や「キルギスの海」
とも呼ばれる、キルギス随一の観光地でもあるイシククル湖。
透明度はバイカル湖に次いで世界2位です!

遠くからでもその青さがよく分かります。



カラコルに到着後、歩いて街中まで向かいます。

カラコルは山のふもとの小さな街。
ゲストハウスが何軒かあります。

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南旅館でおすすめされたYak Toursという宿に行ってみました。
建物が古く、いい感じだそうです。

インターホンを押すと優しそうなおじいちゃんと可愛すぎる孫、2匹の犬がお出迎えしてくれました。


広くて花がたくさん咲いている素敵な庭があり、

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アンティーク感漂う部屋には素敵な化粧台。

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リビング?にも素敵な家具と暖炉。

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前夜祭と称してビールを飲んで就寝。



翌朝、バザールで朝食を食べ、
登山口までマルシュルートカに乗ります。


15分ほどで登山口に到着。
ここから片道5時間の道のりです。

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桜かと思ったら、杏の花が咲いていました。

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しばらくは川に沿って平坦な道が続きます。

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途中、ウォッカを飲みながら休憩する工事のおっちゃんたちにこっちへ来いと呼ばれましたが
私たちは無事に頂上まで辿り着かなければいけないのでお断りしました。



こんなハイキングのような感じで何メートルも登れるのかと思っていたら次第に道が険しくなってきました。

ぜーぜー言いながら登る私の横をスイスイと通過していく車。

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折り返して何度も続く坂道を登りきると目の前がパッとひらけて遠くに山小屋が見えてきました。

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山頂は約2500m。
ここからさらに上の山にある湖を目指すことができるようですが、
この時期(4月上旬)はまだ道が凍っていて行けませんでした。


東京まで5233km、ベルリンまで4876km。
ベルリンの方が近いことに驚き。
西へ進んでいることを実感します。

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川沿いに各山小屋が管理する温泉が並んでいます。
私たちが泊まった山小屋の温泉は一番奥のこの小屋。
でも鍵がかかっているわけではないので他の温泉も入り放題でした。

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お湯はぬるめでしたが、しっかり硫黄の香りがしたので温泉気分が味わえました。
まさかキルギスでちゃんとした温泉に入れるとは!
でもシャワーがないので身体を洗うことはできず、お湯に浸かるだけです。


山小屋に帰って夜ご飯を食べて就寝。

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翌日は天気が下り坂だったので朝起きてすぐに出発。
下りの方が早いはずなのに、登りと同じくらいの時間がかかりました。


カラコルからはイシククル湖に近い村、タムガを目指します。
マルシュルートカで約2時間。


タムガ村は坂の上にあるソ連時代のこの古い飛行機が目印です。
坂の上からはイシククル湖が見渡せます。

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この日は天気があまりよくありませんでしたが、
それでも透明度は抜群でした。

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牛も湖畔をお散歩。

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3泊4日のショートトリップでしたが、
天気が良かったのは初日と帰り道だけ。
3人の中に雨女か雨男がいたのでしょうか。


山も湖も行ったけど、帰りのマルシュルートカから見たこの景色が一番綺麗でした( ゚Д゚)!

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Category: キルギス