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キルギス・ビシュケクでの日々


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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中央アジア1ヶ国目のカザフスタンを早々に切り上げ(2泊)、2ヶ国目に向かうのはキルギス


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スタン系の国が集まる中央アジアの中で、正式名称に唯一スタンがつかない国。
かつての国名はキルギスタンでしたが、1993年に変更しています。



ちなみに「◯◯スタン」とは、「◯◯の国」という意味だそうです。
カザフスタンはカザフ人の国という意味。




カザフスタンのアルマトイからキルギスの首都ビシュケクへは、マルシュルートカと呼ばれるミニバスで約5時間です。

カザフスタン側国境

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キルギス側国境

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キルギスの国境では、現地人はパスポートの提示せずにIDカードを見せるだけで通過していました。
外国人は詰所に行ってスタンプを押してもらわなければなりません。



キルギスは、カザフスタンと同様に中央アジアの中ではみどころが少ない方に分類されると思います。


ですが、中央アジアを通って西に向かう旅人の多くが立ちはだかる関門、

ビザ取り

のために長期滞在する人が多いことで有名です。

ビザは即日でもらえる国もあれば、1週間以上待たなければいけない国もあります。


今後のルートでビザが必要な国は
ウズベキスタン
タジキスタン
トルクメニスタン
アゼルバイジャン
の4ヶ国。


ビシュケクではタジキスタンとアゼルバイジャンのビザを申請します。



そんな長期滞在の日本人が集まる有名な宿がビシュケクにあります。
南旅館というなんとも渋い名前の宿。


団地の一室を利用しているこの宿は、日本語ペラペラなキルギス人オーナーのおばあちゃんのおうち。
おばあちゃんちに遊びに来ているような感覚が味わえます。
そしてなんだか懐かしい。


街中からは離れているけどバザールが近くにあり、生活には全く困りません。

お値段1泊250キルギスソム(=約500円)!

ビザ取りが終わっても値段の安さと居心地の良さからなかなか出発できない人がいるほど。




そんな南旅館に私は10泊しました!

行く前は毎日暇なんだろうな~と思いながらも、
過ぎてみるとなんだかんだ忙しくしていたビシュケクでの日々を少し紹介します。




ビシュケクは山に囲まれた都市です。
キルギスは「中央アジアのスイス」とも呼ばれるほど!

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街中からは万年雪に覆われた山々をみることができます。



中央アジアの国々では、ソ連時代の影響でオペラやバレエがさかんです。

ある日、何かのイベントで無料でオペラとバレエを見ることができるというので
南旅館に泊まっている他の日本人と一緒に見に行きました。

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生でオペラを聞くのは多分はじめて?でしたが、もちろん曲も言葉も分かりません。
最後の2曲だけ聞いたことのある曲だったので少しだけ感動。笑




また別のある日、
週末になると開かれる蚤の市に行きました。

数百メートルにわたってお店が並んでいます。

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パッと見は日本のフリーマーケットと変わりませんが、売られているものが面白い!


ソ連時代のバッジ。
飛行機や船などの乗り物が書かれているものや、モスクワオリンピックに関係するものが多いです。

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レーニン率高し。

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モスクワオリンピックのマスコットキャラクター、
ミーシャ
のグッズもたくさん。

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旧ソ連製のカメラ
レトロ感がたまりません。

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安く買って売りさばけるかなと思いましたが、
調べてみたらそんなに価値があるのもでもなさそうなのでやめました。笑



誰が買うの!?ってくらいのガラクタ(ほぼゴミ笑)を売っているところもあります。

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そしてそしてまた別のある日、というかほとんどの日々…

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激安ビールを飲む!!


いたるところに量り売りの生ビール屋さんがあります。
ペットボトルで生ビールを飲むという珍しい体験ができます。


何種類かあり、安いもので1ℓが200円ほど。
瓶ビールはもっと安く買えます。


他にもウォッカやコニャックというお酒が安いのでお酒好きにはオススメです。



キルギスは治安もよく物価も安い!
季節もちょうど春だったのでビザ待ちでのんびりするのにはちょうどいい場所でした(´▽`)!


次回は山にショートトリップ!

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Category: キルギス

中央アジア1ヶ国目!カザフスタン


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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中国から国際列車に乗って到着したカザフスタンのアルマトイ


アルマトイは1998年までカザフスタンの首都でした。

現在の首都は北部にあるアスタナという都市ですが、アルマトイはカザフスタンの最大人口を抱える大都市。
ビジネスや学問の中心地として「南の首都」とも呼ばれているそうです。


いわゆる「○○スタン」という国が集まる中央アジアの中で最も面積が大きい国です。
国土は日本の7.3倍もあるのに、人口は1640万人しかいません。




中国からの列車が到着したのはまだ薄暗い早朝。
外が明るくなるまで駅で待ち、
予約した宿まで約3km、朝から街歩きを兼ねていい運動です。



ある通りで同じような看板を掲げたお店がたくさん並んでいました。

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両替屋さん。

これまで通ってきたロシア、モンゴル、中国の街中ではこのような両替屋を一切見かけなかったので新鮮です。




アルマトイというか、カザフスタン自体に見どころはあまりありません。

一応ガイドブックに載っているような場所はありますが、どうしても他の中央アジアの国々と比較されてしまいます。
自然が見たければキルギスやタジキスタン、
歴史的建造物が見たければウズベキスタン、のように。



カザフスタンに入国するためには以前はビザが必要でしたが、
2014年7月からの1年間は日本を含む数か国の国民はビザなしで行くことができるお試しキャンペーンが実施されています。



そんな見どころが少ないカザフスタンに来た理由は、ビザなしで入れるからというのはもちろんのこと、
これから行くウズベキスタンのビザをここアルマトイで申請するためです。


宿にチェックイン早々、ビザ申請フォームに入力開始。
中国ではインターネットが規制でほとんど使えなかったので、久々のサクサクWi-Fiに感激!


申請書をプリントアウトし、写真を持って
開館時間の15時前にいざウズベキスタン大使館へ!!

え、15時オープンてどういうこと!
もっと仕事して!



googleマップと頼りに大使館に着くと、15時前にもかかわらずすでに人だかりができていました。
パスポートを見せると人だかりの中をするするーっと通してくれて
「一週間後にとりに来てね~」

一瞬で申請が完了しました。



このビザの申請ができたのでカザフスタンでの任務は終了です。



あとはひたすら散歩。

4月は長袖1枚で丁度いいくらいの気温なので、歩いていてとても気持ちがいいです。


アルマトイは緑や花が多いです。

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路上のいたるところに花が植えられています。

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公園もたくさんあります。

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子供が天使。

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電車の中で会ったカザフスタン人は日本人のような顔つきをしていましたが、
カザフスタンは旧ソ連だったこともあり、ロシア人のような金髪の白人もたくさんいます。



正直、特に面白味のない都市だなぁと思っていたアルマトイですが、
唯一、おっ!と思った建物。

ゼンコフ正教教会というロシア正教の教会です。

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ソ連時代は博物館として使用されていましたが、現在は元通り、教会として使われています。

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平日の昼間にもかかわらず広場にはたくさんの人。

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ロシアでもこのキャラクターをよく見かけました。

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わたあめ屋さん。

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そしてカザフスタンに来て何よりも驚いたこと。

○○スタンといえばイスラム教のイメージが強いと思います。

ですが、
ヒジャブを被った女性を全く見かけませんでした。

むしろミニスカのお姉さんを多数見かけ、
公園で若いカップルはいちゃついているし、
御法度とされているお酒もスーパーにたくさん並んでいました。



「中央アジア」と呼ばれるだけに、少しはアジアの要素があると思いきや、
もはやロシア!



中央アジア1ヶ国目カザフスタン。
自分の中で中央アジアは謎に包まれた地域だったこともあり、
怖いイメージもありました。
そんなイメージは数時間で吹き飛び、なんだか拍子抜けしてしましました(´▽`)

今後のスタン国巡りに期待!


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中国〜カザフスタン国際列車で国境越え!


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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中国西の果てウルムチから目指すのは中央アジア、カザフスタン!

中国脱出!
ここから先は未知の世界です。



ウルムチからカザフスタンの首都アルマトイまで行く方法は以下の3つ。

国際列車
国際バス
ローカルバス乗り継ぎ


最も時間がかかって最も値段が高い国際列車で行くことにしました。
これまで国際列車は値段が高いので避けてきましたが、
世界の鉄子を目指すためにはそんなことは言ってられません!




毎週土曜と月曜の深夜にアルマトイ行の列車があります。

土曜の朝、切符を販売している烏魯木斉南駅隣の亜欧賓館に行きました。

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国際列車らしく、窓口には中国語とカザフスタン語(ロシア語?)が書かれています。
ちょっとJRっぽい。

窓口は10時に開く予定なのに、10時10分になってようやくおばちゃんがだるそうにやってきました。


切符は、ガイドブックには919元と書いてありましたが、実際は804元でした。
100元以上も値下げしているなんて驚きです。
予定よりも安いと、得した気分になりますね。

そして出発時刻も土曜の23時58分から日曜の0時02分に変わったみたいです。



中国の鉄道駅では乗る列車ごとに待合室が分かれています。
駅に早く着きすぎて電光掲示板に自分の乗る列車がまだ表示されていなかったので、
謎の待合場所で待たされました。

23時になると周りの人がぞろぞろといなくなり、急に不安になって構内をうろうろしていると
同じアルマトイ行の切符を持った人がぞろぞろ駅に入ってきました。


仕事なのか旅行なのかは分かりませんが、大きな荷物を持った人がたくさん。
そのほとんどが男性でした。



発車20分くらい前に乗車開始です。

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今回乗る列車はお馴染みの開放寝台ではなく、すべて4人1部屋の個室です。


部屋に入るとすでに3人の中国人男性がいました。
開放寝台ならまだしも4人個室に3人の男性と一緒はきつい…
と思っていると
なぜか車掌に呼ばれて別の個室に移るように言われました。


移動した先には誰もいなく、
なんと個室貸切!!


気を遣ってくれたのかな。優しい車掌さんです。


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この個室は中国列車のニ等車に値し、電源もあってとても快適です。



発車してすぐにうとうとしはじめていつのまにか寝ていました。



今夜も星が綺麗です。





国境駅に着いてしまうとトイレに行けなくなるそうなので
6時にアラームをセットして事前にトイレに行くことに成功し、
8時半に国境駅の阿拉山口駅に到着しました。

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しばらく待っていると車内に職員が入ってきて出国の手続きが行われます。

国際バスで国境を超えるときは一度バスを降りて自分でイミグレーションと通らなければいけませんが、
国際列車は向こうから来てくれるので楽です。


ここでは乗客の荷物検査だけではなく、違法なものが隠されていないか、車内のすみずみまで調べられます。
麻薬探知犬も入ってきました。



そしてここの国境は荷物検査がゆるいと聞いていたのにがっつりやられました( ;∀;)



地図帳を没収されてしまいました。


「旅に出たくなる地図」
という眺めているだけでワクワクさせてくれる素晴らしい地図だったのに…
2000円以上もしたのに…


台湾が中国の領土として書かれていないことがダメらしく、
違法な地図なので国外には持ち出してはいけないとのこと。


職員が入ってきた瞬間、まだ荷物を見せてないのに
「地図や本はありますか?」
と聞かれたので、初めからそれが目的だったかのようにも思えます。


中国のページを破ってもだめかと聞いても、
この本自体がイリーガルだから持ち出しは禁止ですの一点張り。


でも、英語の上手なロシア人のような顔立ちの美人職員に
「この本があなたにとってこの先すごく役に立つのは分かります、でもこれはルールなんです、ごめんなさいね。」
と言われたので少し心が救われました。



一度荷物をしまったのに、その後別のグループにもまた同じように見せます。
一回で済ませてほしい!



入国時同様、またパキスタンについてあれこれ聞かれました。


その他にも質問攻め。

なぜ一人で旅行をしているんだ?
友達がいないのか?
台湾は好きか?
インドは好きか?

しまいには早く彼氏を作れよと。
余計なお世話じゃ!


スマホやHDDに謎の機械をつながれて調べられたり、
カメラの写真を全部見られたり、
すべて終わるまで1時間近くかかったような気がします。



11時20分、無事にスタンプを押されたパスポートが返ってきて列車が走り出します。
国境駅には3時間近くも停車していました。

中国とカザフスタンの時差は2時間なので、時計を2時間戻します。



15分ほど走ってカザフスタン側の国境駅に到着です。


ここでも車内に入ってきた職員に荷物を一通り見せましたが、
あっさりと終了。



11時過ぎ、アルマトイに向けて走り出しました。
国境駅からアルマトイまで約500kmなのに到着予定は明日の7時です。


動いたり止まったり、メンテナンスでしばらく停車したり。


最初に停車した駅で3人の女性と女の子が乗ってきました。
みんなカザフスタン人で、英語は通じませんでしたが、
女の子が懐いてくれて嬉しかったです。

もらったチョコレートがとても美味しかったです。
アルマトイに着いたら探してみよっと。




夜発だったので中国側の車窓はあまり見ることができませんでしたが、
カザフスタンに入ってからは、ほずっとと同じ景色が続きます。


一面に黄色い花が咲いていたり、

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大きい湖?があったり。

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夕日を見て、
夜ご飯はお決まりのカップ麺を食べて、就寝。

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翌朝5時、まだ暗い中アルマトイ駅に到着しました。




29時間の国際列車の旅。


国境での待ち時間
トイレの我慢
容赦ない荷物検査


この三重苦に耐えられる方ならば快適な列車旅ができることでしょう(^o^)丿



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Category: 中国