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中国西の果ての大都市ウルムチへ


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
日本→タイ→インド→パキスタン→インド→スリランカ→インド→タイ→カンボジア→マレーシア→ブルネイダルサラーム→フィリピン留学→オーストラリア→日本→ロシア→モンゴル→中国→カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→イラン→アルメニア→ジョージア→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→オーストリア→スロヴァキア→ハンガリー→チェコ→ポーランド→ウクライナ→モルドバ→ルーマニア→ブルガリア→ギリシャ→アルバニア→モンテネグロ→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→セルビア→コソヴォ→マケドニア→アルバニア→イタリア→モロッコ


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敦煌から烏魯木斉まで15時間で行けるはずが、16時間が経過してもまだまだ到着する気配がありません。


敦煌を出発して早々、倉庫のような場所に1時間近くも停車したり、
(解体した羊の肉をバスに積んでいたみたい)
夜中に3時間くらい停車していたり、
(多分運転手が寝てた)
一体何時間かかるんだ!


トイレ休憩も早朝の1回だけだし、食事休憩もないし、
空腹とトイレをひたすら我慢すること数時間。




烏魯木斉に近づいているはずなのに、
この先に街があるとは思えないような景色が広がります。

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風力発電の発電機がそこらじゅうに立っています。

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このあたりは常に強い風が吹く場所として有名だそうです。
ウルムチで売られていたポストカードにもこの風車の写真が使われているほど。


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山道を抜けると遥か向こうに見えてきたのはたくさんの高い建物。


ウルムチは新疆ウイグル自治区の首府で、中国西部最大の都市です。


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あんな山道の先にこんな大きい街があることに驚きました。



新疆ウイグル自治区といえば、ウイグル族をはじめ、多くの民族が暮らしています。
そしてイスラム教のイメージが強いです。


街を歩いてみると、今までの中国とは人々の顔つきや服装が明らかに違います。

鼻が高くてキリッとした顔の男性、
ヒジャブを頭に巻く女性。

お店の看板のほとんどが、中国語の上にアラビア語が書かれています。


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ウイグル人が多く住む地区には、いくつかのバザールがあります。

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モスクの形をした国際大バザール。

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外観も中もここが中国だとは思えない雰囲気。
中東の国に来たみたい。

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金、宝石、アクセサリー、スカーフ、絨毯、カーテン、スパイス…

かつてのシルクロードの要所らしい品々がたくさんありました。




バザールの周辺にはウイグル料理のお店がたくさん並んでいます。

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ウイグル料理の名物、炒麺(チャオメン)。

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うどんのように太くてモチモチとした麺ピリ辛が最高。
中国で食べた食事の中で一番美味しかったです。
とうがらし多すぎるけど。

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ウルムチでは街中のいたるところに警察や軍人がいます。
銃を持った軍人がずらりと立っている姿は物々しいです


過去に何度か起きているテロのせいで街の警備が厳重になっているのでしょう。



2014年4月に爆発テロがあったウルムチ駅前のガードはかなり厳重でした。


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迷路のように張り巡らされた柵に沿って進まなければならず、
駅は目の前なのに中々入口にたどり着きません。

市民の安全のためには仕方ないことですが、
柵を乗り越えようとした人に怒鳴り散らす警官は怖かったです。



ほとんどの建物の入口で手荷物検査があります。
でも鞄の口をさっと見せて終わりです。
男性は身体を触ってチェックしますが、女性はしません。
女性のテロリストだっているかもしれないのに、
これで意味があるのでしょうか?



BRT(バスみたいな乗り物)に乗るときの警備もかなり厳重です。
飛行機のように液体の持込が禁止されていて、買ったばかりの水を没収されてしまいました。
シャンプーを没収されている人もいました。
見つからなくてよかった。



そんなガチガチな警備に包まれているウルムチですが、
市民憩いの場、人民公園がありました。

公園の入口ではもちろん荷物チェックと身体検査(ゆるい)。

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公園というより遊園地でした。



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そして桜を発見!

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日本のソメイヨシノではないですが、
中国で桜が見れると思っていなかったのでラッキー!

日本ではできなかった、約1ヶ月遅れの花見ができました。




都会のオアシスという感じ。
東京みたいな風景。

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そんな公園のトイレ。
入るのになかなか勇気のいる雰囲気でした。

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中国西の果ての大都市ウルムチ。

テロなどで怖いイメージがありましたが、
ウイグル族はフレンドリーな人が多く、街を歩いていて楽しかったです。
中国にあって中国ではない雰囲気が味わえました!




次回は中国脱出~!!


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Category: 中国

敦煌に何しに来たんだろう…


現在地はモロッコ!

2014年9月出発。
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シルクロードを走る鉄道に乗って敦煌に来ました。

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敦煌駅は2006年に開業した新しい駅。
駅舎が立派です。

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駅を出ると、行こうと思っていたホステルの看板を持った人が立っていました。

送迎車つきなんてラッキー!と思って乗ってみると、
降りるときに5元もとられました。
公共バスで行けば2元くらいだったのに。

送迎バスは中国人の若者でいっぱいでした。
青島から旅行に来たらしい。



★敦煌国際青年旅舎
ドミトリー45元
きれい!
Wi-Fiあり
共有スペースが広い



荷物をおいてすぐに翌日の烏魯木斉(ウルムチ)行のバスのチケットを買いに行きました。
敦煌から烏魯木斉は鉄道も走っているけれど、
敦煌市街地から120kmも離れた柳園駅まで行かなければいけないのでバスの方が楽なのです。


窓口のおばちゃんがニコニコしていて優しそうだったので、
はじめてメモを使わないで中国語でチケット購入に挑戦してみました。


「ミンテン、ダオ、ウルムチ!」(明日、ウルムチまで)


「メイヨー」(ありません)


通じたのは嬉しかったけど、
明日のチケットはなく、今日か明後日ならあるとのこと。



明後日の夜まで敦煌にいるのは長すぎるので、
今日の夜行バスで烏魯木斉行き決行!


となれば
少しでも宿代の元をとるために長めにシャワーを浴び、
寝ない分無駄にベッドの上に物を広げました。


そして急いで敦煌をお散歩!



敦煌では、夜市(ナイトバザール)が有名です。

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夜になると通りは人々で溢れ、毎日が縁日のようになるそうです。

西安で食べ歩きの楽しさが忘れられず、
敦煌夜市を楽しみにしていましたが、バスは今夜19時発。


さらば夜市。



昼間に歩いてみてももちろんお店はやっているわけもなく、
人もほとんどもいません。

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がらんとした食堂街の片隅でひっそりと開いている店に入ってみました。


敦煌では絶対食べると決めていた、甘粛省の名物、砂鍋(シャーグオ)。
野菜、豆腐、肉の入った鍋です。
肉は鳥や牛など複数から選べました。

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事前情報では春雨が入っているはずだったけど、
ゴムのような謎の麺が入っていました。

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敦煌は西安と違ってこじんまりとした街。

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敦煌といえば、
莫高窟という世界遺産が超有名な観光スポットです。

文化遺産の登録基準6つをすべて満たす、世界遺産中の世界遺産だそうです。

ですが時間のなさと入場料の高さに今回はパス。
歴史マニアにはたまらない場所なんだろうなぁ。




敦煌には他にも観光スポットはたくさんありますが、
鳴砂山・月牙泉という場所に行ってみることにしました。
せっかく来たので1つくらいは何か見ておかないと。



鳴砂山はその名の通り砂の山、
月牙泉はその砂の山間に佇んでいる泉です。

「ラクダをひいて砂漠を歩く商隊」という
シルクロードのイメージに最も近い景色を見ることができるそうです。



中心部からバスで30分。
バスを降りて入口まで向かう途中、
綺麗な花が咲いていました。

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花が咲いているだけでウキウキしてちゃう(^o^)丿

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バスを降りた瞬間からその存在に気付いていましたが、
近づくにつれてどんどん大きさを増してきます。



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砂漠!!


写真だとうっすら見えていますが、
実際には風が吹いていて砂が舞って全く綺麗に砂漠が見えません。
これに入場料100元払うのももったいないなー…笑


とりあえずチケット売り場のある建物に入り、
Wi-Fiがとんでいたので調べものをしていたら
あっという間に時間が過ぎてしまって砂漠に行く時間がなくなってしまいました!チャンチャン



宿に戻り、荷物をまとめてバスターミナルへ向かったのでした。



敦煌には何をしに来たのでしょうか。





中国語オモシロ看板シリーズ①


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うーん、分かりやすい!

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Category: 中国

鉄子、シルクロードをゆく


現在地はモロッコ!

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一般的にシルクロードとは、アジアとヨーロッパを結ぶ交易路と言われています。

シルクロードの起点となる西安からヨーロッパに至るには、いくつかのルートがあります。


すべてのルートに共通しているのが西安~敦煌までの河西回廊というルート。


鉄道の線路が全く同じ道を通っているとは限りませんが、
今回はシルクロードのはじめ中のはじめ、河西回廊を乗り鉄します!

西安から敦煌に向かう人は大体鉄道移動になるので、
珍しい路線でもなんでもないんですけどね。。



約1400kmを24時間かけて走ります。

24時間は直角の座席(硬座)には耐えられないので、今回は寝台車に乗ります。
寝台車にもいくつか種類がありますが、一番安い硬臥というクラス。
硬い座席ではなく、硬いベッドという意味です。


切符は353元(約6707円)もしました。
円安の影響もあるけれど、高いです。
中国は食費と宿代は安いけど交通費がやっぱり高い!




宿を出てバスで駅に向かいます。

朝ごはんと昼ごはんを兼ねて駅前の食堂で刀削麺を食べました。

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中国に入ってからほぼ麺しか食べていませんが、
でもどこで食べてもはずれなく美味しい!



中国では、切符とパスポートを提示しないと駅の中に入ることができません。
そして入口では空港のように荷物と身体チェックが行われます。
かなり厳重な警備です。


駅に入り電光掲示板で自分の乗る列車を確認し、表示されている待合所に行きます。
列車ごとに待合所が分かれています。



発車時刻の15分くらい前になると改札が始まります。



改札が開いた途端、どーっと改札口に群がる人々。
ざ・中国!

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待っている間に隣の席で話しをていたおじさんも私を置いて先に行ってしまいました。



今日もこの色の車体。

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お顔を見に行こうとしたら、職員に人に止められて行けませんでした。
ここが一番大事なのに!




乗車口では、切符と引き換えにベッド番号の書かれたカードを受け取ります。

乗車中は車掌が切符を預り、
降りる駅が近づくと車掌がやってきて再びカードと交換するという仕組みのようです。
乗り過ごす心配がないので安心!



硬臥クラスは3段ベッドが向かい合っています。

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毎度のことですが、寝台車に乗るとき(切符を買うとき)
のベッド選びはとても重要です。


ロシア、モンゴルではずっと下段を選んでいましたが、
今回は3段ベッドのうち一番上を選びました。


なぜならば、
下段選んでしまったら
昼の間に周辺の人に座られる率が高そうだから。
そして占領された場合、中国人のパワーに負けそうだから。


だったらずっと上のベッドの上でゴロゴロ快適に過ごしてやる!
値段も一番安いし、一石二鳥!


のはずが、

いざ乗ってみると…



一番上のベッドの高さが高すぎて、上り下りするだけで一苦労。

背伸びをしても荷物さえ置けないくらいの高さです。
起き上がると頭がぶつかるくらい、天井までの距離もほとんどありません。



これじゃあ車窓も楽しめません。

今回はハズレくじを引いてしまったようです(;_;)
せっかくのシルクロードが…




ロシア、モンゴル、中国と寝台車に乗ってきましたが、車内の内装や設備はどの国もほぼ同じです。

違うところといえば、中国の鉄道のトイレはインド並みに臭く、汚いということ笑
そしてロシアとモンゴルは洋式だったのに中国は和式です。




発車すると同時に、近くのおばちゃん軍団がきゅうりを食べ出はじめました。
国によって車内で食べるものが違うのが面白いです。


中国人が持ち込む食事は基本カップ麺です。
ある特定メーカーの同じサイズのやつ。
日本でいう、でかまるくらいの大きさです。

終点まで乗っても24時間なのに、3つも4つも持ち込んでいる人が結構いましたが、3食すべてこれなのでしょうか。


駅で大量に売られていたので私も1つ買ってみました。

2015-04-15

美味しいけどスープの山椒が強烈でした。
3食これは無理です。




車内販売が頻繁にあります。 

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お菓子や飲み物の他に、果物やお弁当(おかずと白米)、
よく分からない雑貨を売りに来ることもあります。 

インドの鉄道ではこれを一般人が勝手に乗ってきて売り歩きますが、
中国では鉄道会社の職員が売りに来るところが違います。





通路に椅子がついているので、そこに座って少しは車窓を見ることができました。


発車後何時間かはしばらく市街地を走っていましたが、次第に田園風景が広がってきました。




田んぼなのか畑なのか分かりませが、農作業をしている人の姿も見られます。




土とレンガでできた家。
中国映画に出てきそう。




シルクロードといえば砂漠をイメージしますが、乾いた土の山が続いています。
乾いているけど緑は多く、遠くには白やピンクの桜のような花が見えます。







朝起きるとそこは砂漠でした。

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そして人がかなり減っています。
終点の敦煌まで行く人は少ないようです。


敦煌までひたすら続く砂漠。
シルクロードを進んでいるということを少しだけ体感できた気がします。

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西安で食い倒れの巻


現在地はモロッコ!

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前日に引き続き、
今日もゴールデンウィークのルンルン気分で西安をぶらぶら。



西安は、長い長い中国の歴史の中で何度も都が置かれ、
その名を歴史上に何度も登場させています。

西安と周辺の見どころをじっくり見てまわるには1ヶ月以上もかかると言われています。
歴史マニアにはたまらない場所ですね!


また、西安はシルクロードの始まりの場所としても有名です。

この西安を出発して中央アジアを抜け、ヨーロッパまで行った旅人が、
再び西安に帰ってきては、はるか彼方のヨーロッパからの物品や文化を中国にもたらしました。



その旅人のように陸路でヨーロッパを目指す。

というのがこの旅の一つのゴールでもあるので、
シルクロードの起点となった場所に行ってみました。
像が建っているらしいのです。


中心部からバスで約15分。

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バス停の周りには何もありません。

少し歩いてみると、ちょっとした広場にひっそりと像が建っていました。


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唐の時代にはここに門があり、その門から人々が旅立って行ったそうです。


2000年以上もの月日が流れた現在、
旅人が目指して進んで行った先に見えるのは高層ビル。

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西安の観光は以上です。



あとは食べ歩き!!


西安には回族街というグルメワールドがあります。
中国語でイスラム教徒のことを回族といい、
回族がやっている飲食店がずらりと並んでいる通りがあります。


朝からこのにぎわい。

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おそらくこの通りで最も行列していたと思われるこのお店。

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肉挟饃(ロウジャーモー)という、
煮込んだ豚肉をパンにはさんだ西安風ハンバーガーの有名店のようです。
お店の前で自撮りをする中国人がたくさんいました。

こんなに行列をしていれば並ぶしかないでしょう!



鍋から取り出した豚肉を細かく刻み、

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パンにはさみ、

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タレをかけ、

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できあがり!

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カリカリに焼かれて固めのパンと柔らかい肉の組み合わせが最高です!
美味しいに決まってる!
ただ、タレに入っている山椒が少しピリッとしすぎました。



西安名物2つ目、麻醤涼皮(マージャンリャンピー)。
胡麻だれとラー油がかかっている西安版胡麻だれうどんです。

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見たまんまです。うどんです。
タレはピリ辛で美味しい!
麺はもちもちはしていましたが、少しコシが足りないかな~笑



次!スイーツ編!

桂花糕(グイホアガオ)
「きんもくせいの香りをつけたおはぎにナツメのペーストをぬったもの」
だそうです。
うーん、味の想像ができないですね。笑

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見た目はカステラっぽいですが、甘いもちでした。


スイーツ2つ目、揚げバナナ。

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フィリピンで食べた揚げバナナは揚げたバナナに甘いソースをつけるタイプでしたが、
こちらは衣?をつけてから揚げるので、外はサクサク中はホクホクで美味しかったです。




そんなグルメワールドの回族街ですが、
こんなお店もありました。

少し前にネット上で話題になったこのお店。


IMG_3772.jpg

メイソウ!!


どこかで見たことのあるこの雰囲気。

また中国がパクった!と思われがちですが、
創業者の1人は日本人で、本社は日本にあるそうです。
商品の裏には販売元である日本の会社の名前と住所がしっかり書かれていました。


ここではほとんどの商品が10元(約190円)で売られています。


日本の日焼け止めのツートップと言っても過言ではない
○リーと○ネッサが10元!??

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よく見たら完全なパクリでした。


このパッケージもどこかで見たことあるな~
日本語おかしいけど!

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夜になるとますます人が増え、なかなか前に進めないほどになります。

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最後に西安名物をもう1つ。
臊子麺(サオズメン)

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お酢の入った酸っぱいスープとピリ辛のたれ?がマッチして最高!
麺は細麺で具だくさんでした。




中国は食事がが安くて美味しいものばかりです。
一気にデブ化が進みそうです(;・∀・)

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気分はゴールデンウィークin西安&世界のマクドナルド~中国編~


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お腹が痛くて目が覚めました。

時計を見るとまだ6時。
記念すべき初の硬座乗車の長い長い夜がようやく明けました。

変な体勢で寝ていたからか、
謎の腹痛に襲われています。

直角の座席で寝るのにはなかなかの技術が要ります。


我慢ができなくて、車掌に横になれる席に行きたいと言ってみましたが、
寝台車の料金を払えば移動させてやる、だそうです。
そりゃそうですよね。

あと5時間我慢することにしました。



しばらくすると癒えてくる腹痛とともに、
車窓に見えるのは鮮やかな緑や花。


ロシアとモンゴルでは全く見られなかった景色。
やっと春がきました。


花を見ただけでこんなに心がウキウキするのは初めてです。
黄色い菜の花。
桜のようなピンクの花。



西安に到着しました。
出迎えてくれたのは春の陽気と人々の活気!

日本のゴールデンウィークくらいの暖かさです。
暖かいって最高!!

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西安ははるか昔、長安と呼ばれた地です。
長安と言えば中国の歴史の中でよく出てくる地名です。

長安には、紀元前11世紀から紀元後10世紀の約2000年の間に13もの王朝の都が置かれました。
有名どころだと前漢や唐の時代があります。


駅舎も古都をイメージしているのか、他の都市の近代的な建物とは異なります。


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駅を出るとまず目に飛び込んでくるのが西安の市街地をぐるっと囲んでいる城壁。

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この城壁は明の時代に建てられ、
全長は14kmもあり、上を歩くことができます。
レンタサイクルもあります。



中心地に行く路線バスの番号を聞くため、
駅前にあるインフォメーションセンターに行くと流暢な英語で教えてくれました。


中国の路線バスは安くて便利です。
運賃は1元(約19円)だし、
日本のようにバス停に停留所名が書いてあるので分かりやすいです。



4年前に来た時に泊まった宿に行ってみました。

近くまで行くと昔の記憶がどんどん蘇ってきますが、
入口の場所が変わっていて少し迷いました。

★西安鐘楼国際青年旅舎

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ドミトリー45元
Wi-Fi無料
街のど真ん中にあり便利

同室には17歳の家出少女がいました。
何があったのかよく分かりませんでしたが、
もう家には帰りたくないの!と言っていました。

数年前の自分だったら彼女に同情していたかもしれませんが、
今は親の気持ちになって考えてしまいます。年取ったな。



4年前に来た時、季節は冬でした。
当時はその寒さと、人々がせわしなく歩く感じを見て、
日本の年末のような気分になったのを覚えています。

でも今の気分はゴールデンウィーク!
2日連続の夜行移動の疲れなんて吹き飛ばして西安散策開始です。




中国は人と物で溢れています。
どこを歩いても人、人、人、
露店で売られている様々な商品や食べ物。


そして驚くのはショッピングセンターのでかさとその数!
パルコやマルイサイズの建物が立て続けに並んでいます。

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ユニクロや日本のファッションブランドのお店が多数入っているものもありました。



ロシア、モンゴルでは一切見かけなかった、
お馴染みのМの文字を発見しました。

漢字で書くとこうなります。

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久しぶりの世界のマクドナルドシリーズです!
中国にしかなさそうなメニューは…


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google翻訳では「スパイシーの恐れ」と訳されました。

37元(約700円)もしましたが、誘惑に負けて注文…
ゴールデンウィークだからいいよね。
昔はもっと安かった気がしたんだけどなぁ。


IMG_3720.jpg

バンズが赤い!そして辛い!
パン自体を辛くしてしまうなんて斬新です。
まわりが辛けりゃ中身も辛い。
辛い物好きにはたまりません。

スパイシーの恐れバーガー、日本でも売れそうです!




宿の名前にも入っているように、宿の目の前には鐘楼という建物が建っています。
ここが街の中心で、西安のシンボルです。

夜になるとライトアップされていました。

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西安は1泊のつもりでしたが、気分がいいので延泊決定!



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中国初日、これが噂の…


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8:20、定刻通りにモンゴルと中国の国境の街、ザミーンウード駅に到着しました。

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駅を出るとすぐに中国側の国境の街、
二连呼特(エレンホト)行きのジープの客引きが一斉に声をかけてきます。
こういう東南アジアっぽいの久しぶり!


エレンホトまでは50元でした。
まだモンゴルなのに中国のお金で支払います。


車に乗り、国境付近まで行くと車が大行列を作っていました。

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国境のゲートが開くのが9時からのようで、それまで待たなければいけないようです。

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ゲートが開いてもなかなかスムーズには行かず、1時間半くらい国境の前で待ちました。

出国税1000トゥグルクを払い、さよならモンゴル!


再び車に乗って、こんにちは中国!

国境の施設が明らかに中国の方が大きくて立派な建物です。



ドキドキの中国の入国。


パスポートと入国カードを手渡します。

職員のパスポートをめくる手が止まりました。


「パキスタンに行ったのか?」

「はい。」

「目的は?」

「観光です」

近くにいた別の職員に、
「おい、この日本人がパキスタンに行っているぞ。連れて行け」的な中国語を言い、
別室に連行されました。


インドに続き、2度目の別室(;゚∀゚)


恐るべしパキスタンビザ。


別室で待っていたのは二人の美人職員。

ニコリともせず、荷物を全部出すように言います。
パソコンやHDD、カメラの中身まで全て見られました。


部屋まで連れてきた若い職員は少し日本語が分かるらしく、終始、
「すまない、すまない、ルールだから」
と言っていました。


でもなぜ”すまない”?笑
ごめんなさいは習わなかったのかな?笑



彼の言うとおり、パキスタンに渡航歴がある人の荷物検査をすることになっているのでしょう。


入国審査の職員はどこの国もお堅くて怖いイメージです。
特に中国なんてなおさら。


一方的に荷物を見せろと言われ、漁るだけ漁って、OKもういいよ
と、全く配慮のない態度をとられるとイラっとすることもあります。
でも彼のように一言言ってくれるだけでだいぶ印象が違います。



少し時間がかかりましたが、無事中国に入りました。
建物の密集度と一つの建物の大きさが違います。

そしてなによりも漢字の安心感!
分からないけど分かる!




エレンホト到着後すぐにバスで呼和浩特(フフホト)に向かいます。


この道中では中国の洗礼を浴びました。


バスの車内にゴミを捨てまくる若者がいました。
お菓子の袋やペットボトルならまだ分かります(いや分からない)が、
中国でよく見る鳥の足みたいなおつまみ?の骨まで床に捨てる始末です。

若者の足元から通路までゴミだらけでひどいことになっていました。



休憩所に着くと、乗客はバスから一斉に駆け出してトイレに走ります。

一つのトイレに対して5、6人の女子が並んで待っていたかと思うと、
待ちきれない数名が人目もはばからずトイレの裏(というより横)で用を足し始めました。
いやいや見えてますよお姉さん!



私は人前で尻を出す勇気はなかったので並んで順番を待ちました。


私の番。
ドアを開けると、目に飛び込んできたのは
おそらく人生で最も衝撃的なトイレでした。




隣との仕切りがないトイレ。



隣にはお尻を出してしゃがむお姉さん。
正面には風で今にも開きそうなペラペラなドア。



おおおおおこれが中国だあああああ(´Д`)



早く済ませて外に出たいのにこういうときに限ってなかなか出るものが出ません。
あ、小さい方です。



これが巷で有名な「ニーハオトイレ」というやつです。


以前に中国に来た時は残念ながらお会いすることができなかったので、
今回、お目にかかることができて非常に光栄です。




6時間で呼和浩特に到着。

呼和浩特は内モンゴル自治区の首都です。
地方都市でありながら大きな建物が立ち並び、
ウランバートルよりも都会です。

IMG_3677.jpg

モンゴルでは見られなかった、チェーン店もたくさんあります。

IMG_3683.jpg


今日はこのまま夜行列車で移動するので駅に切符を買いに行きました。

IMG_3688.jpg

駅舎とは思えないほど立派な建物です。


切符売場の窓口は英語が通じないことがほとんどなので、
「今天 到西安 硬座」
と書いたメモを見せたら一発で買えました。
楽勝~!


西安まで13時間半で138元(2,622円)。
中国に入って交通費が一気に高くなりました。



中国の鉄道は以前に来た時にも乗ったことがありますが、全部寝台車でした。

今回は、指定席の中で一番安い「硬座」というクラスに初めて乗ります。
寝台車ではなく、文字通り硬い座席


13時間半なら夜行バスと変わらないだろうと思ってこの席にしました。
寝台車だと倍以上の値段なんです。



中国鉄道乗車ー!!

IMG_3695.jpg


聞いていた話では硬座よりも更に安い「無座」(文字通り席無し)
というクラスの人々が開いている硬座に勝手に座っているという噂です。
インドみたいですね。


その噂が本当なら中国人と席の奪い合いを覚悟していましたが、
いざ乗ってみると意外と空いている車内。

IMG_3697.jpg



ただ、空いているにもかかわらず、私の席にはすでに中国人が座っていました。
が、私が近づくとどいてくれました。
この中国人、この後もうろうろして色んなところに座っていました。
何がしたいのか、不思議。



夜の21時過ぎの出発にも関わらず、周りの乗客は食べたり飲んだりしています。

バスでのことがあったので電車の中でもゴミを散らかすのかと思っていたら、
各席のテーブルに置いてあるゴミ受け皿にちゃんとゴミを入れていました。

そして何時間かに一度、車掌がゴミの回収にきます。


車内は一応暖房がついているようでしたが、夜なのでかなり冷え込みます。
ダウンジャケットを着て手袋をしてぶるぶる震えながら
ふと周りを見てみると、

2015-04-12 202554

紹興酒の飲みすぎでしょうか。



夜はまだまだ長いです。

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Category: 中国